次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 6月18日(日) 15時30分から17時30分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は3000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。



また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百三十四、膝締  



東京稽古会動画ブログを御覧の皆さま、明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。

年明けから、本業の方がかなり忙しくなってきました。
可能な限り、定期的に更新していくつもりです。応援していただければ幸いです。

また、動画や稽古内容に関する質問なども、コメント欄やメールフォームを通じて受け付けています。
もし良ければ、ご利用ください。


膝締 2


さて、平成二十九年最初の動画は「膝締(ひざじめ)」
初伝一ヶ条の居捕の型になります。

さっそく動画を見てみましょう。





双方座った状態で行う「居捕」です。捕り手側は両手を捕られ、押さえられます。
この状態を打開するために、接点の手首を使って相手を崩していきます。

この時、動画では相手の手首を「持ち上げている」ように見えますが、そうではありません。
極端な言い方になりますが、相手の手首の下に重心を潜り込ませ、相手の腰を浮かせているんです。

この型の一番難しいところが、ここです。
「合気上」などの鍛錬で練り上げた、丹田の力、相手の重心の下に入る意識などが使われます。
過去記事「其の百二十八、肚で止める」 などを参考にしてください。


膝締 3


コツは、手首を使わずに、肘の上に乗せること自分の腰の位置を下げること、この二つです。胸を張り、正しい姿勢で行ってくださいね。
動画を何度も見て、研究してみましょう。

相手の腰が浮いた状態になったら、爪先で相手の水月(みぞおち)に当身を入れます。
当身を入れた足は、引かずに前に踏み込んだままにしておきましょう。
自分の重心も前にかけておきます。

さらに、小指側から締めるようにして相手の手首を握りこんでいきます。
ちょうど手刀を使って相手に斬りこんでいくような意識です。

親指と人差し指で力をこめて握ってしまいがちですが、そうするとまず例外なく脇が開いてしまいます。力が横に働いてしまうんですね。
そうすると、相手には手首に対する力しか伝わりません。つまり、身体には何も効いてこないんです。


膝締 1



そうではなく「相手の肩を詰める」ように手首をひねりこみます。縦方向に攻め込みましょう。
自分の手の甲を合わせるようにするとさらに効果的です。

こうなると相手は手首から腰までを完全に詰められて、身動きが取れません。

握った両手を膝に挟んで締め込み、肘を折るように手刀で当身を入れます。
本来古流では、両耳を打って鼓膜を破るものだったそうです。


膝締 4


相手を転がすように投げ倒して、残心。

一見複雑に見えますが、これまでやってきた「肚(丹田)の意識」、「小指の締め」など、基本動作の複合で出来る技です。

今年中の修得を目指して(?)やってみましょう!



Posted on 2017/01/07 Sat. 09:59 [edit]

category: 両手捕

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tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  手刀 
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其の百三十三、小手詰  

相手の手首と小手を詰めて制する技、小手詰(こてづめ)の解説です。
昨年の三月に行った稽古会でも、同じ型を稽古しました(「其の二十五、小手詰」)。


小手詰2 6


その当時は、正面打ちすら覚束なかった稽古生の皆さんでした。
今では身体の連動や、中心の意識を持ちつつ稽古に臨んでいます。

まさに「継続は力なり」です。

動画を見ましょう。





今回は片手捕から技を始めます。初伝二ヶ条では正面打ちの受けから入ります。

掴まれた手首の外側から手刀を回し、相手の腕に絡みつけます。
この時、手首の接点で相手を動かそうとしてはいけません
力がぶつかってしまうことで、相手に抵抗されてしまうからです。

そうではなく、手首の力を抜いて、肘から動かしていく意識を持って行ってみてください。


小手詰2 3


また、これまでにも何度も出てきたことですが、腕だけを動かすのではなく、身体全体で操作すること。
手刀を身体の中心で使うために、足をしっかりと動かすことが重要です。

編集するために動画をチェックしていますが、この部分に関しては、稽古生の皆さんは相当意識できるようになってきていますね。
2年間の成長が感じられるところです。


小手詰2 4


さて、今回は特に「小指の締め」を意識するように先生から指導がありました。

相手の手首を極めようとすると、人差し指と親指で力いっぱい握ってしまいがちです。
そうではなく、小指を締めるようにして操作します。

人差し指と親指の力を使うと、屈筋(力こぶの出る方)が働きます。
これは一見強そうに思えるのですが、どうしても小手先の力だけで操作することになってしまいます。

小指を使うことで全身の力を相手に伝えやすくなります
私もまだ修行途上で、上手く説明することが出来ないのですが、稽古をしていくうえで経験的にそれを感じています。


小手詰2 5


さらに、正しい姿勢を取ることも大事です。
先生の手本では、腕を曲げているように見える場合もありますが、最初のうちはしっかり腕を伸ばしてやってみましょう。


Posted on 2016/12/24 Sat. 14:20 [edit]

category: 片手捕

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其の百三十二、締めと開き 大東流合気柔術  



基本動作「合気上」の鍛錬です。


締めと開き1


これまでにも何度も登場した基礎的な鍛錬法ですが、今回は特に「接点」の操作について取り上げてみます。

動画を見てみましょう。





双方座った状態で相手の両手首を捕ります。
この時、ただ掴むのではなく、小指から握りこみます

強く握ろうとすると、親指と人差し指の方に力をこめがちですが、ここはむしろ小指と親指で「輪」を作るようなイメージと言えばいいでしょうか?
すると、人差し指の付け根が相手の手首の骨のでっぱりのところに当たります。
「輪」をゆるめないように、小指を締めて相手の手首から肩までを一直線にして動かしていきます。


締めと開き5


しっかりと締まっていると、相手の手首には鋭い痛みが走ります。肩を詰められて、上半身の自由を失わせることが出来ます。

これが、「手首を捕る」という操作です。ポイントは「小指を締める」こと。



締めと開き4


次に、手首を捕られた方の操作です。
相手が先ほどの要領で手首を握ってきます。接点に力が加わろうとするのとタイミングを合わせて、両手の指を開きます。
この時、私はやや指先を伸ばすようにしています。指全体が5ミリくらい伸びるようなイメージと言えばいいでしょうか?

すると、相手の小指の締め込みを無力化することが出来ます。
握られたからと言って手首に力を入れてはいけません。相手の力はますますこちらに伝わってきますし、この後自分が相手に力を伝えようとしても、手首が「切れて」しまい、効力を発揮することが出来なくなります。


締めと開き3


相手には手首を「握らせる」ように柔らかく指を開きます。手の甲全体で「相手の掌に吸い付く」ような意識で鍛錬してみましょう。

言葉で言うと簡単そうですが、これがなかなかに難しいんです。
相手によっても握り方は全く違いますから、対処法もその都度微妙な調整が必要です。

修行あるのみ。
合気上げの鍛錬は、いつまでたっても奥が深いですね。

Posted on 2016/12/11 Sun. 16:38 [edit]

category: 両手捕

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tag: 大東流  合気柔術  古武術  からだ  丹田 
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其の百三十一、親指を使う(肘返)  


小指の次は、親指です。
前にも解説したことのある「肘返」という型ですね。(其の百一、肘返)


親指を使う2


このところ何回かの動画を見た人はお気づきと思いますが、この日の稽古会は隣の会場に女性ダンスチームの練習が入っていて、その黄色い声と音楽が響き渡っていました。
さらに悪いことにワイヤレスマイクの準備を忘れてしまって・・・。

先生の声はとても聞き取りにくいんですが。
動画を見ましょう。





双方座った状態で、相手が胸を捕りに来ます。

その手首を胸と親指で挟みます。この時に、親指の付け根をつかいます。
もっと詳しく言うと、「母指丘の手の甲側」でしょうか?
輪ゴムを指にひっかけてゴム鉄砲を打つとき、親指を立てるようにして張りますよね。
あの感じで、胸に引き付けるんです。

「小指をかける」でも解説したように、ここでも親指の力だけで押さえつけても、そこで発揮できる力はたかが知れています。

そうではなく、腕全体を使って、脇をしめるような感じで引き付けましょう。
この「引き付ける」動きになれると、かなり大きな力が出せます。


親指を使う


さて、相手の手首を自分の胸に固定できたら、そのまま身体を捌きます。
身体全体で動くことで、相手にはより強い力が伝わります。

そして当て身。全身で出ましょう。
もちろん胸に引き付けている手首も同時に動かしますから、相手は後ろに崩れます。

さらに、当て身を入れた手も同様にして、親指の付け根を相手の肘裏に当てます
手先の力ではなく、腕全体で引き付けるようにしてくださいね。

これで、相手の小手(肘~手首)には強烈なロックがかかります。「詰める」といった方が分かりやすいかな?



親指を使う3


さらに相手の側面に膝行して入り身。
この時にやや体勢を低く入ってください。すると、相手の手首から肘にかけて上方に突き上げるような力が加わります。

たまらず相手が腰を浮かせたところを、身体を転換して、投げます。


親指を使う1


「引き付ける」動き。どうでしたか?
上手くできるようになると、それほどの力を出さなくても、相手にはものすごいパワーで伝わります。

大東流合気柔術の面白い身体の使い方です。


Posted on 2016/12/03 Sat. 09:11 [edit]

category: 胸捕

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其の百三十、小指をかける 大東流合気柔術 東京稽古会  


この日の東京稽古会では、本稽古の中で昇級審査を行いました。

無事に4名の会員が昇級できたのですが、その際に気付いた点を先生が指摘してくださり、全員で稽古しました。


小指をかける1


それがこの、「小指をかける」操作です。
動画を見てみましょう。





おなじみの「逆腕捕」です。
相手が胸倉をつかんでくるところを、手首、肘を制しつつ固め、おさえます。

この、胸を捕ってきた相手の手をつかむときに、握ろう握ろうとするあまりに小指が浮いていた人が多かったんですね。

大東流では、力づくではなく、効率的な身体の使い方をすることで相手を制していきます。
相手の手首を極めようとするあまりに、手の指に力が入り過ぎている状態になる・・・修行を始めたころに陥りやすいところです。

それを防ぐために、小指で「握ろう」とするのではなく、小指は軽く曲げた形で固定して、腕、もしくは身体全体を動かすことで操作します。これを、先生は「かける」と表現しているんですね。


小指をかける3


小指を、相手の母指丘の手首側、少し膨らんだところに当たるようにずらしてきます。
引っかかったところで、小指は固定です。握ろうとしたり、力を入れようとすると、緩みますから。
そのまま、腰を切るように動かすのと連動して、相手の手首を操作します。

何度も言うようですが、握らず、引っかけるように固定するだけですよ。
そうすると、相手の腕は逆関節を捕られて、崩れていきます。


小指をかける2


あらためて小指を見てみてください。細いですね。一番短いし。
小指は、何か重いものを動かそうとしたり、強く握ったりするのには向いてません。

でも、上に書いたように固定して使えば、けっこう便利なんです。
スーパーの買い物袋を小指にひっかけて持つと、割と楽でしょ。

以前の記事(「其の三十二、小指を使う」)で書いたように、小指は効率よく全身の力を使うのに適しています。
指の力に頼っても、たかが知れていますからね。


小指をかける4


それ自体では弱い小指だからこそ、腕全体、身体全体と連動して使うことに向いている、というのは大東流合気柔術が持つ面白い術理だと、私は感じます。


Posted on 2016/11/26 Sat. 09:56 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  姿勢  手刀 
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