次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 6月18日(日) 15時30分から17時30分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は3000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。



また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百十八、小指から握る 大東流合気柔術 東京稽古会  

相手の手首を捕る鍛錬です。
いかに全身の力を相手に効率的に伝えるかがポイントになります。


小指から握る5


なお、この鍛錬法は「其の九十三、手首を捕る」でも紹介しています。
今回とは異なる視点から解説を試みていますので、そちらも参照してください。

動画を見ます。





相手の手首を握ります。
そしてその腕を相手の脇腹から臍の方に向かって詰めるように突き出していきます
その時、手首、腕だけでなく、身体全体で前進しながら操作します。

映像を見ると、力いっぱい握ることで相手を痛めつけ、その痛みで相手が動いているように思われるかもしれません。
が、そうではないんです。


小指から握る


実際に、この操作が決まると痛みはあります。
上手く言葉では表現しにくいのですが、この痛みは直接的なものではなくて「副次的なもの」なんです。
だから余計に性質(たち)が悪いというか・・・。

わかりにくいですね。



小指から握る3


握りこまれた腕の尺骨(上腕部の小指側の骨)に人差し指の付け根が当たります。痛みはその接点上で感じます。

試しにやってみるといいのですが、そこを痛めようと意識して人差し指と親指で力いっぱい握っても、あまり効きません
反対に自分の手首が痛くなったりします。

そうではなく、小指から握りこむんです。
親指と人差し指は軽く密着させる位の意識で。



小指から握る2


そしてここからが肝心なのですが、腕の力を使って相手を動かそうとしないこと。
まず最初は足の動きと連動させるようなつもりで稽古してみましょう。

握りこんだ接点を動かすために、足を動かして重心移動します。それと同時に握った腕を操作していく・・・そんな感覚です。

コツは、毎回出てきますが「刀を使うように」動かすことです。
握った手首が刀の柄、刀の切っ先が相手の肩だと仮想しましょう。
その刀で、相手の中心をズバッと斬っていく。そんな感じです。



小指から握る4


鍛錬法は、文章を読んだり、映像を見るより、まずは誰かの手を捕ってみることです。

さっそく今、隣にいる人の手を握って見ましょう
逮捕されるかもしれませんので、逃げる経路だけは確保しておいてくださいね。





Posted on 2016/08/26 Fri. 10:37 [edit]

category: 両手捕

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其の百十六、千鳥足(一) 大東流合気柔術 東京稽古会  

「其の百十五、腰車」の回で出てきた身体操作法「千鳥足」を使った動きです。
今回から、二度にわたって解説していきます。

千鳥一2


そもそも千鳥足って、酔っぱらった人がフラフラ歩いている様子を表すのに使ったりする言葉ですよね。
干潟や浜で、鳥の足跡がいろんな方向についているのを見たこと、あるでしょ。
あんな風に、秩序なく入り乱れて歩いているイメージが一般的な「千鳥足」です。

でも、古武術である大東流合気柔術でのこの言葉の使い方は、ちょっと違うんです。


まずは動画を見てください。





普通の歩行なら進む方向にまっすぐ向いている足のつま先が、大きく外側に向くことで、身体の中心が外側に開きます。
足を大きく踏み変えることなく身体の向きを変えることが出来るんですね。

これが、「千鳥足」が生む効果です。


千鳥一


今回は、相手の両手首を捕って、相手の体を動かします。
その時つま先の方向を外側に向けることで身体の(中心の)向きを変えます

手だけを使って動かしても、相手の身体は動きません。
これまで何度もやってきたように、全身が連動することが必要になります。


千鳥一3


相手の肩が詰まって、身体が浮き上がったら、足を進めて前に出ます。
両腕を肩に担ぐようにして、体勢を低くしながら斬り落とします。

「足を進めて前に出る」と書きましたが、下半身だけが先行するようになると、自分の体勢が崩れてしまいます。


千鳥一4


大事なのは「全身を連動させる」こと
同じことを何度も書いてクドいようですが、これが出来たら、びっくりするほど上達しますから。

いやホンマに。

Posted on 2016/08/10 Wed. 10:16 [edit]

category: 両手捕

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其の百十二、開いて止める  大東流合気柔術 東京稽古会  

居捕です。双方が座った状態で相手の力を受け止め、崩して倒します。

腕の力を使わずに行うことで、身体の中心の力を養う鍛錬になります。
まずは、動画を見ましょう。




手首を捕って押してくる相手の力を、手を開いて止めます。

今回はここを修得するのが目的です。

力まずに、手首の力を抜いた状態で指を開きます。
手首で押すのではありません。

掴まれたところの位置はそのままにして、指先から出る力が相手の喉元の辺りに突き刺さっていくような感覚です。


開いて止める2


文字だけ読んでいると、書いてる人間の頭がおかしくなったのかと思われるかもしれませんが、身体操作の意識としてはそういうことなんです。

脇を締めて、相手を攻める意識を持ち続けながら、両手を動かします。
時計の針でいうと、9時15分から、12時30分の位置へ。
手を開いて、相手がしっかり止まっていれば、これだけで崩すことが出来ます。


開いて止める3


相手を攻める意識を持ち続けることを、先生は別の言葉で「腕を伸ばす」と言っています。
やってみると分かりますが、相手を無理やり倒そうと考えると、腕を引っ張ったり、肘を曲げたりしてしまいがちです。そうなると、相手は動きません。
腕を伸ばし続けることで、常に自分の力を相手の方に伝えることが出来ます。

今回の考え方ですが、前にやった「其の百二、手を開く」で紹介したものと同じです。あの時は立合(双方が立った状態)で行いましたね。
どちらも、掴まれた瞬間、相手の力が向ってくる瞬間のタイミングをとらえることが重要です。
これをつかむには実際に人と対面して稽古するしかありません。


開いて止める1


東京稽古会で、お会いしましょう。


Posted on 2016/07/09 Sat. 09:29 [edit]

category: 両手捕

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其の百十、前に置く 大東流合気柔術 東京稽古会  

自分の腕を「手刀」に見立てて、相手を自分の思いどおりに動かしていく身体操作の発展形です。
前回(「其の百九、つなげる」)は片方の手首をつかまれましたが、今度は両手を捕られます。


前1


さて、どうすればよいか?動画を見ましょう。





両手首を捕られるわけですから、手刀を二本持つことになります。
二刀流です。

一歩外に踏み出して、踏み出した側の刀で相手の腕の外側から斬りこむようにします。
もう一方の刀の方で、内側から相手の腕に斬りこみます
二本の刀をバラバラに動かしてはいけません。同時に連動して斬りこむ意識を持ってください

この時、二本の刀を自分の中心で構えるようにします。すると、相手は崩れます。


前2


大事なことは、ブログのタイトルにもあるように二本の手刀を自分の前で操作することです。

PCなり、スマホから手を離して、両手で自分の肩を触ってみてください。
次に、両手で自分の腰骨の突き出ているところを触ってみてください。
もう一度ずつ。

今触ったところ、ほぼ長方形を形作っていますよね。
この範囲が、自分の力を発揮出来るエリアなんです。


前3


自分の手刀は、出来るだけこの長方形の中で使います
そうすることで、自分より大きい相手や、強い相手にも、無理なく力を伝えることが出来ます。

「前に置く」というのは、自分の持っている長方形を意識して身体を動かして見ましょうという、意味でした!(苦しい?)

Posted on 2016/06/23 Thu. 09:17 [edit]

category: 両手捕

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其の百五、四方投げ 大東流合気柔術 東京稽古会  

大東流合気柔術の数ある型の中でも、割と有名な技「四方投げ」です。

どうして有名なのか、ちょっと考えてみたのですが、やっぱり合気道の技になっているからでしょうか・・・。
合気道のほうも元々は大東流の四方投げから派生していったものだと思うんですが。まあ、あちらの方が大分メジャーですからね。


四方投げ5


この「四方投げ」は、剣を使う動きが分かりやすく含まれていて、それも大東流の代表的な技たらしめている所以でしょう。
今回も、先生が剣を使った「四方投げ」の考え方を動画の中で解説してくれています。

早速動画を見てみましょう。





両手捕りで押してくる相手を、「手を開いて」止めます。(「其の百二、手を開く」)。
自分の手を手刀に見立て、相手に切っ先を向けるようにして前に出ます。この時、斜めに剣を突き出すようにします(「其の百三、連動する(一)」)。

前に進めた足に、残った足を「寄せ足」して、さらに一歩進みます。身体の中心に手刀を構えつつ出ることで、相手の体は大きく崩れているはずです。(「其の百四、連動する(二)」)。


四方投げ2


あざとく過去記事のリンクを貼りつけているのでもうお分かりと思いますが、四方投げの殆どの部分は、ここ何回か解説した身体操作法をマスターすれば出来るようになります。
一言でいってしまえば、身体の動きと相手と接触している手の動きを連動させることです。これがすべてと言っても過言ではありません。

と、ここで終わるわけにはいきませんので、型の解説を続けますが。


四方投げ1


相手との接点となっている手刀を前に構えつつ、相手の裏に足をすすめました。
手刀を摺り上げるように振りかぶりながら、180度身体を転換します。
あわてる必要はありません。自分の元いた方向に、しっかり振り返るイメージです。

この時も、剣を構えた(と仮定した)手刀は、自分の正面、中心にあります。全身が連動しているわけですから当然ですよね。


四方投げ6


でも、それがなかなか上手くいかない・・・分かります。
どうしても、相手に握られているところに「こだわって」しまって力が入るんですよ。
そうすると、連動が崩れて腕が残ってしまいがちになります。
ここを克服するにはやはり稽古しかありません。

剣を振りかぶって身体を転換すると相手は腰を折られるような形になってつま先立ちしている状態です。
こうなったら、構えた剣を振り下ろすように手刀を斬り下げるだけです。


四方投げ7


この一連の流れを剣の動きだけで抽出してみると、

中段に構えた剣で、相手の胴を斬る。
相手とすれ違いざまに、振り返って後ろにいる敵に向かい、剣を斬り下ろす。

これだけです。
どうですか?「四方投げ」って、言ってみれば、これだけをやる技なんです。

四方投げ3


面白いでしょ。次の稽古で試してみてください。


Posted on 2016/05/23 Mon. 09:28 [edit]

category: 両手捕

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