次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 9月18日(月・祝) 14時00分から16時00分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は3000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。



また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百三十三、小手詰  

相手の手首と小手を詰めて制する技、小手詰(こてづめ)の解説です。
昨年の三月に行った稽古会でも、同じ型を稽古しました(「其の二十五、小手詰」)。


小手詰2 6


その当時は、正面打ちすら覚束なかった稽古生の皆さんでした。
今では身体の連動や、中心の意識を持ちつつ稽古に臨んでいます。

まさに「継続は力なり」です。

動画を見ましょう。





今回は片手捕から技を始めます。初伝二ヶ条では正面打ちの受けから入ります。

掴まれた手首の外側から手刀を回し、相手の腕に絡みつけます。
この時、手首の接点で相手を動かそうとしてはいけません
力がぶつかってしまうことで、相手に抵抗されてしまうからです。

そうではなく、手首の力を抜いて、肘から動かしていく意識を持って行ってみてください。


小手詰2 3


また、これまでにも何度も出てきたことですが、腕だけを動かすのではなく、身体全体で操作すること。
手刀を身体の中心で使うために、足をしっかりと動かすことが重要です。

編集するために動画をチェックしていますが、この部分に関しては、稽古生の皆さんは相当意識できるようになってきていますね。
2年間の成長が感じられるところです。


小手詰2 4


さて、今回は特に「小指の締め」を意識するように先生から指導がありました。

相手の手首を極めようとすると、人差し指と親指で力いっぱい握ってしまいがちです。
そうではなく、小指を締めるようにして操作します。

人差し指と親指の力を使うと、屈筋(力こぶの出る方)が働きます。
これは一見強そうに思えるのですが、どうしても小手先の力だけで操作することになってしまいます。

小指を使うことで全身の力を相手に伝えやすくなります
私もまだ修行途上で、上手く説明することが出来ないのですが、稽古をしていくうえで経験的にそれを感じています。


小手詰2 5


さらに、正しい姿勢を取ることも大事です。
先生の手本では、腕を曲げているように見える場合もありますが、最初のうちはしっかり腕を伸ばしてやってみましょう。


Posted on 2016/12/24 Sat. 14:20 [edit]

category: 片手捕

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tag: 大東流  合気柔術  古武術  手刀  姿勢 
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其の百二十九、七里引  

前回やった(「其の百二十八、肚で止める」)身体操作法をもとに、手首をつかんできた相手を制します。

この技は、無頼漢を制圧・連行するための技法として、かの武田惣角先生が、各地の警察署で伝授したとかしないとか。腕を極めたまま7里(30kmぐらい)連れて歩けるということで「七里引」という名前が・・・知りませんけど。


七里引3


皆さんも、いつか悪者を捕らえて法執行機関に連行する日のために、この「七里引」を修得して見ようじゃありませんか。

それはさておき。
動画を見てみましょう。





相手が手首を捕ってきます。片手捕です。

いつも言うことですが、型の稽古だからといって、攻撃も防御も形だけのことをしていては稽古の効率が上がりません

たとえば、片手捕の場合なら次の一手が必ず来るはずです。
自由な方の手で突きを入れてくるかもしれない。刃物で切りかかろうとしてくるかもしれない。ちょっとしたシミュレーションをいれることで、状況の認識は一変するはず。
そうした想定のもと、受ける側も、攻撃側も動きを練っていきましょう。


七里引2


さて、相手が手首を握ってきました。握られた側(捕り手)は次の攻撃を防がなければなりません。

前回の基本操作「肚で止める」を使って、まずは相手が押しこんでくる力を受け止めます。
次に相手の逆側の肩めがけて手刀を摺り上げます。手先の力を使ってはうまくいきません。「肚で止める」ことによって自分の中心から発する力を相手に返すような意識で操作してください。

これが決まれば、相手は肩を詰められたようになり、つま先立ちになります。


七里引1


ただ、初めのうちはここが難しいんです。
ここは、やはり大東流独特の微妙な感覚を磨いていく必要があるところです。
そのために「合気上」の鍛錬などが必要になってきます。

大事なことは、肩から先の力で操作しないことです。
身体の中心、肚(下丹田)から力を出していくことで、無理なく相手を制する感覚をつかんでいきましょう。

動画で先生がやっているように、両手を添えるようにして手刀を摺り上げることもその一環です。
片手ではなく両手を使うことで、より中心から出る力を使うことが出来ます。


七里引5


さて、相手が爪先立ちになったら、後は簡単です。
手刀の位置を変えずに相手の側面~やや後方に入り身して、母指丘を挟むように握って肘を極めます。

後は相手の肘の下に肩をつけるもよし、動画のように腕を絡めて逆関節に固めるもよし。
こうなると相手は抵抗力を失いますので、自分の思う通りに操ることが出来ます。

要点は、相手の攻撃を肚で受け、逆に肚からの力を相手に返せるか、なんですね。


七里引4


私の拙い文章では、伝わらないかな?
一度、稽古で体験してみてください。触れれば、きっとわかるはずです!


Posted on 2016/11/11 Fri. 09:45 [edit]

category: 片手捕

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其の百十三、折りたたむ 大東流合気柔術 東京稽古会  

相手の手首を折りたたむようにして地面につけ、制します

こう書くと、いかにも力技で相手をねじ伏せるようなイメージを持たれるかもしれませんが、ハズレです。


折りたたむ7


例によって、力を使わずにやったほうがスムーズに相手を倒せるんですね。古武術では。
動画を見ましょう。





相手に手首を掴まれます。
前回やった「手を開く」操作で相手の攻撃を止めます。(其の百十二、開いて止める

手首を柔らかく使い、相手の腕の上から巻き付けるようにして、手首をつかみます。
この時、手先だけを動かしたのでは、上手くいきません
相手に「嫌がられる」、つまり、相手の抵抗を受ける感じが強くなります。


折りたたむ3


手を動かすときには、必ず身体全体で操作すること。
これまで何度もやってきましたから、分かりますよね。(「其の百三、連動する」「其の百十、前に置く」など)

相手の腕の外側に手刀を回すときには、身体を外に向け、次に内側に斬りこむときにはまた腰を内側に回します。


折りたたむ6


こうすると、不思議なことに、相手の手首はさほどの抵抗感なく折れてくれます。
これは、相手が強い力で握っていればいるほど、そうなります。

バットの両側を二人で握って回しあいっこしたら、太い側を持った人が、有利ですよね。
太い方を子供が握って、細い方をプロレスラーが握っても、子供が勝ちますよね。
あれ?このたとえ合ってましたっけ???
つまり、手首がバットの細い方で、腰がバットの太い側ですといいたかったんですが・・・あかん、混乱してきた。


ともあれ。

相手の手が曲がったら、空いた片方の手を手の甲に添えるようにして優しく折りたたむようにします。


折りたたむ5


この時点で相手の腰は崩れているはずですから、そのまま自分の体勢を低くすると、あっけなく相手は倒れてくれます。

ここも、力任せに手の力で押し崩そうとしてはダメです。
相手の手を握っている接点には、必要以上の圧力をかけず、身体全体を連動させて低くなることがコツです。

これで、相手は抵抗なく倒れます。


折りたたむ2


あらためて、自分の書いた文章を読み返すと、「インチキ臭いぞこいつ」と思われるんじゃないかと心配ですが・・・。

でもホンマやねんもん!

気になる方は、一度稽古会へどうぞ。
東京稽古会は、誰でも参加できますので。体験も可能です。


Posted on 2016/07/18 Mon. 09:38 [edit]

category: 片手捕

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其の百十一、片手捕四方投 大東流合気柔術 東京稽古会  


片手を掴んできた相手を、手刀を使って投げ倒します。

以前に解説した四方投は、両手を掴まれるところからでしたね(「其の百五、四方投げ」)。今回は片手捕です。
前回、前々回(「其の百九、つなげる」,「其の百十、前に置く」)の身体操作法を使っていますので、分かりにくかったら、もう一度そちらを参照してみてください。


片四1


しっかりハマると、受け手側はちょっと痛いんですが…動画を見ましょう。





相手が手首をつかんで来ます。
外に踏み出して、手刀を使って、内側から相手の腕を斬りこんでいきます
もう一方の手を添えて、相手の手首を握ります。
今度は相手の腕が刀だと仮定し、その刀を振りかぶるようにして、身体の向きを変え(体の転換)斬り落とします。



片四4


ちょっとわかりづらいかな?最初は自分の手刀で相手に斬りこみ、崩します。
その時、自分の手の中には相手の手首がありますね。
ちょうど刀の柄を握るような形になっているはずです。

そこを、相手の腕ではなく、刀に見立ててしまうんです。これがコツです。
最初にハマると痛いと書きましたが、ハマるのはこのコツを相手が使ったときです。
人間の腕をモノ扱いするんですから、えげつない古武術です。


片四2


もう一つのコツは、相手の肘を突きこむようにすることです。握っているのは手首ですが、そこを動かそうとこだわるのではなくて、その先の肘を動かしていきます。

これも相手の腕を刀に見立てることの応用です。
刀を使うとき、柄を動かすことにこだわるやつはいませんよね。その先の刀身・刃の部分が重要ですから。


片四3


ここまで3回にわたって、手刀を使った身体操作と、意識の修練を解説しました。
大東流合気柔術を理解するヒントがたくさん含まれているので、また、稽古で繰り返しやってみましょう。


Posted on 2016/07/01 Fri. 09:20 [edit]

category: 片手捕

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其の百九、つなげる 大東流合気柔術 東京稽古会  

相手に手首を掴まれたとき、それを振りほどこうとせず、出来るだけそのままの状態で「握らせておいて」投げる身体操作です。


つなげる1


なんのことだかさっぱりわからないという方、動画を見ましょう。





先生が言っているように、掴まれたところを「放っておく」ことが出来れば、最初の関門は突破です

このブログでもこれまでに何度か出てきているように、大東流合気柔術では脱力することがとても大事です。
掴まれた接点(ここでは手首)に力を入れて対抗すると、相手との力比べになってしまいます。相手から攻撃を受けているところではなく、自分の身体の中心に近いところから動かしていきます

先生は、肘から動かしていくという表現をされていますね。
ちょっとわかりづらいかもしれませんので、解説します。


つなげる3


肘から指の先までを、一本の刀に見立てます。
これを手刀といいますが、刀ですから途中で曲がったり折れたりしませんよね
腕をあくまで刀として動かすことで、手首だけに力を集中してしまうことを避けるんです。

さらに言うと、足を捌いて、腰の動きと肘~手首の動きを連動させています。
(「其の百三、連動する」など)
つまり、身体全体で肘から先に「生えた」刀を操作している感覚です。

まずは、これを体得してみてください。


tunageru2.jpg


さて、今回の身体操作、実は少し前にやった「其の百六、連動して投げる」と同じものです。
ひとつの身体操作ですが、切り口を変えることでいろんな方面からアプローチが出来るんですね。

古武術の稽古の奥深いところだと思います。



Posted on 2016/06/17 Fri. 09:12 [edit]

category: 片手捕

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