次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 11月23日(木・祝) 14時00分から16時00分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は3000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。



また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百三十、小指をかける 大東流合気柔術 東京稽古会  


この日の東京稽古会では、本稽古の中で昇級審査を行いました。

無事に4名の会員が昇級できたのですが、その際に気付いた点を先生が指摘してくださり、全員で稽古しました。


小指をかける1


それがこの、「小指をかける」操作です。
動画を見てみましょう。





おなじみの「逆腕捕」です。
相手が胸倉をつかんでくるところを、手首、肘を制しつつ固め、おさえます。

この、胸を捕ってきた相手の手をつかむときに、握ろう握ろうとするあまりに小指が浮いていた人が多かったんですね。

大東流では、力づくではなく、効率的な身体の使い方をすることで相手を制していきます。
相手の手首を極めようとするあまりに、手の指に力が入り過ぎている状態になる・・・修行を始めたころに陥りやすいところです。

それを防ぐために、小指で「握ろう」とするのではなく、小指は軽く曲げた形で固定して、腕、もしくは身体全体を動かすことで操作します。これを、先生は「かける」と表現しているんですね。


小指をかける3


小指を、相手の母指丘の手首側、少し膨らんだところに当たるようにずらしてきます。
引っかかったところで、小指は固定です。握ろうとしたり、力を入れようとすると、緩みますから。
そのまま、腰を切るように動かすのと連動して、相手の手首を操作します。

何度も言うようですが、握らず、引っかけるように固定するだけですよ。
そうすると、相手の腕は逆関節を捕られて、崩れていきます。


小指をかける2


あらためて小指を見てみてください。細いですね。一番短いし。
小指は、何か重いものを動かそうとしたり、強く握ったりするのには向いてません。

でも、上に書いたように固定して使えば、けっこう便利なんです。
スーパーの買い物袋を小指にひっかけて持つと、割と楽でしょ。

以前の記事(「其の三十二、小指を使う」)で書いたように、小指は効率よく全身の力を使うのに適しています。
指の力に頼っても、たかが知れていますからね。


小指をかける4


それ自体では弱い小指だからこそ、腕全体、身体全体と連動して使うことに向いている、というのは大東流合気柔術が持つ面白い術理だと、私は感じます。


Posted on 2016/11/26 Sat. 09:56 [edit]

category: 胸捕

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tag: 大東流  合気柔術  姿勢  手刀 
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其の百二十六、胸捕から一本捕 大東流合気柔術 東京稽古会  



相手の攻撃を「捌いて崩すシリーズ」も今回で最後です。


胸一本4


というか「捌いて崩すシリーズ」って今言い始めました。
いきあたりばったりで解説していきます。応援よろしく!

実はこの稽古の日、先生に仕込んだワイヤレスマイクが上手く動いておらず、隣でやってるチアリーディングの青年たちの大音響で、ほとんど声が聞き取れません。


胸一本3


人生ままならず。様々に沸き起こる困難に立ち向かうことも、武術の修業と考え・・・早よ本題に入れわかりました

動画を見ましょうか。





相手が胸倉を掴んできます。
これを胸捕と言いますが、顔面に近いところに手が伸びてくるわけですから、掴まれるまでじっとしていてはいけません。

型の稽古とはいえ、相手は攻撃を仕掛けてきているわけですから、こちらもそれに対処します。相手の腕に添うように外側に身体を移動させながら、手刀を差し上げます。

すると、当然ですが手刀は相手の腕に当たります。
これを押したり、払ったりしては、小手先の力のぶつかり合いになると「其の百二十四、捌いて入る」で解説しました。
当たったところの接点を押すでもなく、引くでもなく、力のバランスを維持しながら全身で前に出ます。


胸一本1


身体と連動して、手刀も前に進みますから、相手の腕には斜め前への圧力がかかります。
これで相手の重心は前のめりとなり、バランスが崩れます。

「捌いて崩すシリーズ」で何度も言い続けたように、身体全体で接点を攻めることで、相手にとって抵抗し難い力を発揮することが出来ます。
この感覚をつかむことが、上達の秘訣です。
手首の力を抜き、肘を伸ばし、肩を落として、丹田の力を指先まで通す意識を持つこと。


胸一本2

言葉で言われても、何のことだかわからないと思います。

まずは稽古で、お互いに研究してみましょう!


Posted on 2016/10/22 Sat. 09:51 [edit]

category: 胸捕

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其の百一、肘返(ひじがえし) 大東流合気柔術 東京稽古会  


初伝一ヶ条の居捕(座って行う技)「肘返」です。


肘返


胸捕に来た相手の腕を無力化し、肘を制して投げます。
攻撃に来た肘を極めて反対に投げ返すのでこの名がついています(と思われます)。

動画を見てみましょう。





相手が胸倉を掴んできます。慌てず腕の外側に体重移動して捌きます。
同時に外側から腕を合掌するように胸に引きつけ、相手の手首を「胸と親指の付け根」で挟み込むようにします。

当身を入れながら、膝を立て、相手の側面に踏み込みます。
この間も、胸を捕りに来た相手の手首はしっかりと挟み込んだままです。
すると、手首を押さえられた相手の肘は、自然と曲がります。

その肘に、空いた手で同じように合掌する要領で親指の付け根をあてがいます。


肘返3


この時、決して力づくで押しつぶすような操作をしてはいけません。
ただ「あてがう」くらいの力加減で、相手が動かないようにするだけです。

相手の肘~手首がロックされたら、胸を張るようにして身体全体で突きあげるようにします。

ここがこの技の「えげつない」ところです。

胸を捕らせておいて、相手の小手(手首~肘)を親指の引きつけと胸の力で持ち上げます。
相手の小手には捕り手の全身の力が加わりますから、とても抵抗できません。


肘返2


たまらず腰を浮かしたところを、体の転換を使って投げます。

徹底されているのは、相手の力を、それより大きな力で無理なく制しているところです。
どんなに相手との体格差があっても、腕単体の筋肉と、足~腰~胸に至る体幹の筋肉では出せる力は比較になりません。大人と子供、男性と女性との関係においても然りです。


肘返4


大東流合気柔術は、相手に攻撃させることで自分の有利な状況に引き込む思考法を持っています。
この「肘返」から、そのことを端的に理解することが出来ます。

ね。
「えげつない」でしょ。

Posted on 2016/05/03 Tue. 10:59 [edit]

category: 胸捕

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其の九十四、小指の締め 大東流合気柔術 東京稽古会  

掴みかかってきた相手の手首を制します。
ポイントは小指を相手の手に引っかけるような使い方です。


小指の締め4


動画を見てみましょう。





相手の攻撃は、胸捕(胸元を掴んで、押したり引き落としたりする)です。

それを、相手の腕の内側に捌いて手首を制すると「逆腕捕」となり、外側に捌くと「小手返」となります。
二つの技は、このブログで何度か解説してきましたのでもう一度復習の意味で見直してみてください。(「其の四十、小手返」「其の四十五、立合逆腕捕」など)


小指の締め3


今回は、攻撃に対してどちらに捌いても倒すことが出来るということを実践しました。
捌き方によって技は変わりますが、相手の手首を制するという目的は同じです。

捌くというのは、相手に対する自分の位置を変えることですから、上半身だけを動かすのではなく、しっかりと足を動かすことが大事です。
また、からだを引くのではなく、やや前に出るような意識をもちましょう。


小指の締め 追加


動画にも出てきたように、内側に捌いて相手の腕に自分の上腕部を添わせるようにします。すると、自然と相手の小指側(小指丘)に自分の小指が引っかかります。
締めこむように握り、剣を使う要領で縦に斬り下ろすと、相手を崩すことが出来ます。
これが逆腕捕です。

反対に胸捕を外側に捌くと、相手の手首の親指側(拇指丘)に自分の小指が引っ掛かります。
小指をしっかりと締め、もう片方の手を沿えるようにして斬り下ろします。小手返となります。


小指の締め2


今回は胸捕への対処法として稽古しましたが、顔に向かって突きを入れられたり、短刀で喉元を突いてこられたりした場合でもやり方は同じです。

前回(「其の九十三、手首を捕る」)も解説したように、親指や人差し指に力が入りがちですが、小指の締めを意識して稽古しましょう。
そうすることで、技の効きが変わってくるのが実感できるはずです。

Posted on 2016/04/04 Mon. 10:43 [edit]

category: 胸捕

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其の八十七、肘を攻める  

手で自分の肘の硬い部分を撫でまわすように触ってみてください。
ここが、相手を動けなくするポイントなんです。


肘を攻める2


前回(「其の八十六、肘を制する」)では、一本捕のときに相手の腕をどう無力化するかを解説しました。


今回は逆腕捕の場合の身体操作です。
動画を見てみましょう。





胸を掴まれたとき、相手の腕、肘の部分に下から拳をあてます。
すると、肘の関節が突起状になっているところがありますね。
ここに、ずれないように拳(握った指)をくっつけます。


肘を攻める


力任せに押し付けたり、腕の力に頼ると、ずれ易いです。
脇を締めて、からだ全体に相手の肘を「乗せる」ようにします。

相手は肘関節を逆に捕られていますから、腕を引き抜こうとします。
この時、上手く肘を捉えられていると、なかなか抜けません。


肘を攻める3


さらに自分の体勢を低くすると、肘を抑えられた相手はつま先立ちになり、かかとが浮き上がります。
こうなるともう、抵抗できません。
攻める部位と、角度によって簡単に相手を無力化できるんです。


肘を攻める5


「肘を攻める」と題しましたが、相手に当たっているのは握った拳の、ほんの先端だけです。
力も最小限しか必要ありません。むしろ力を抜くぐらいの方がかかりやすいと思ってください。


肘を攻める4


古武術の不思議な身体の使い方を、体験してみましょう。


Posted on 2016/03/05 Sat. 09:05 [edit]

category: 胸捕

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