次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 7月17日(月・祝) 14時00分から16時00分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は3000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。



また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百、合気上げ 大東流合気柔術 東京稽古会  

この度記念すべき100回目を迎えることができました。
一部に熱烈な支持を得ている(!?)割には地味に、コツコツ続けてきた東京稽古会の動画ブログ。

これもひとえに見てくださっている皆さんのおかげです。
厚く御礼申し上げます。


合気上げ6


武術の世界には「見取り稽古」というものがありまして、人が稽古しているのを見ることも立派な修練法です。
大東流合気柔術「見取り稽古の一大拠点」を目指して、このブログも、東京稽古会とともに成長していくつもりです。
今後もどうかよろしくお願いします。

さて、節目の100回目は「合気上げ」です。


合気上げ4


大東流の技には、この合気上げの要素が必ず入ってきます。
身体操作や考え方を含め、全ての基礎であり、上達につながる大事な修練です。

動画を見ましょう。





お互いが座って相対し、一方が相手の手首を捕ります。
今回は軽く肘を曲げた状態からですが、膝の上に置いた手を捕ることもあります。

捕られた方は、力で押し返そうとするのではなく、掌を開き、指を張ります。
そのことで相手の押して来ようとする力を「止める」感覚をつかみます。
身体の中心から伸ばした指先に向かって力を通すようなイメージを持ってください。

さらに指先から相手に向かってその力がほとばしり出ているようなイメージにつなげていきます。初めは何のことだか、全くわからないと思いますが、とにかく稽古の場で試してみましょう。
肩や肘に力が入ると、ただの力比べになってしまいます。腕を伸ばす意識を大事にしてください。


合気上げ


相手の力を止めることが出来たら、次は相手の下に入る意識で身体操作します。
相手を「乗せる」と言った方がいいかも知れません。これは、文字で書くよりも実際に手を捕って説明した方が分かり易いところです。
是非、稽古に来てください。一緒にやってみましょう。

相手を乗せたら、肘を動かして、指先を立てます。ここも力で持ち上げるのではありません。相手の力の方向を変えるような意識でやってみてください。


合気上げ3


いろいろ書きましたが、これはあくまで「合気上げ」という修練の方法です。
この精妙な身体操作を、あらゆる技において応用して使いこなせるようになるのが目的です。

達人への道のりは長くとも一歩目を踏み出さなければ、頂上は近づきません
進み始めましょう!

東京稽古会は、武術初心者の方でも参加できます。


Posted on 2016/04/29 Fri. 10:33 [edit]

category: 両手捕

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tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢 
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其の九十九、後ろに崩す 大東流合気柔術 東京稽古会  

相手の裏(後ろ側)に体重移動することで倒す技です。
前回まで「裏落」の考え方を解説してきましたが、これはそのバリエーション。

ひとつの型を修得すれば、その考え方でいくつもの派生形を生んでいくことが出来ます。


後ろに崩す


つまり型の稽古をすることで、様々な状況に対応できる力を養えるんです。
また、そうした対応力をつけることを目指して修練していくことが大事です。
これは私自身の自戒を込めて言っていますが。

動画を見ましょう。





相手の攻撃は両手捕です。
裏落では袖捕でした。その場合相手の側面に入身して崩すことが容易でしたが、この場合も考え方は同じです。

捕られた手首で引っ張るのではなく、相手に並ぶように体重移動します。
移動のポイントは前回の「其の九十八、裏落詳解(続)」で解説したように相手の重心が崩れるところです。


後ろに崩す2


この時、両手が押さえられたままだと相手の体が自分の方を向いてしまい、崩すことが出来ません。
ですから、捕られた両手を上下に斬り分けるように伸ばします。
これも力技でなく、腕全体を縄のように柔らかく使います。相手の体の表面を撫でるように動かす意識です。

上半身の動き、手の動かし方にとらわれがちですが、むしろ大胆に足を動かすことがコツです。
からだ全体の動きに、腕を斬り分ける動きが付随してくるような感じと言えばいいでしょうか?


後ろに崩す4


いずれにせよ大切なのは、いかに相手の裏に入りこんで、崩し切るか、というところです。
しっかり組みあがった積み木を壊すのにはそれなりに力が要りますが、ぐらぐらにバランスを失いかけた積み木は、指の一突きで簡単に倒れますよね。


後ろに崩す3


裏落も、この技も、そういう共通したイメージを持って稽古すると、上達が早いかもしれません。



Posted on 2016/04/24 Sun. 11:22 [edit]

category: 両手捕

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其の九十八、裏落詳解(続) 大東流合気柔術 東京稽古会  

「裏落」の続きです。技のキレを一段上げるためのコツを解説します。


裏落(続)


手順に従って技をかけているのに、どうしても相手が倒れてくれない、または、力ずくで引っ張り倒すようになってしまうという方は必見です。

動画を見ます。





前回の動画解説でもふれたように、最初に相手の体勢を崩すことがこの技の目的です。
この時、やみくもに相手の手を引っ張ったのでは、相手の崩れは不十分になります。

大事なことは、攻撃に来た相手から強い抵抗を受けないように、相手が力を出せない場所に導くことです。


裏落(続)2


それが、動画にあったように「重心の崩れるところ」です。
相手がギリギリ自分を支えられるところで何とか立っていられるようにしてやるのがミソです。

近すぎると、相手は楽に自分を支えて立っていられますし、遠すぎるとこちらに寄りかかるようになり、次の動きに移りづらくなります。


裏落(続)4


さらに、その時に重要なのが「低くなること」です。
「抵抗を受けないように」相手を導くためには力技で引っ張ってはダメです。
これは、稽古をしていると常にぶつかる壁だと思います。

「其の九十六、沈んで止める」で解説したように、相手の力を受け止めた瞬間に、体勢を低くして足を踏み出します。
そうすることで、相手の抵抗を受けずに移動することが出来ます。


裏落(続)3


「相手の重心が崩れるところ」に、「体勢を低く」して、重心を移動する。
この二つが「裏落」の秘訣です。

試してみてください。

Posted on 2016/04/21 Thu. 10:15 [edit]

category: 袖捕

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其の九十七、裏落詳解 大東流合気柔術 東京稽古会  

毎度おなじみの「詳解」シリーズ。今回は「裏落」です。
相手の裏(後ろ)に体重移動して崩し、突き落とす技です。

動画を見てください。





受け手側(技をかけられる方)の攻撃は袖捕です。
肘のやや上あたりの胴着を掴んで、相手の体を押し込みます。

この攻撃が中途半端だと稽古になりません。しっかりと攻め込みましょう。


裏落詳解


袖捕を受けたら、捕手側(技をかける方)は相手に並ぶように側面に踏み込みます
この時に相手が捕りに来た手の袖口を掴みます。
手だけで捕りに行くのではなく、身体ごと進む方向に向きを変えることで相手の袖口が自然に手の中に入って来るようにします。

踏み込んだら、「寄せ足」をしてしっかりと体重移動。
当身を相手の腰に打ちます。
体重移動と当身で相手の体が崩れるように


裏落詳解2


さらに、当身を打った腕を伸ばしながら、相手の裏(後ろ)に踏み込みます。
この時気を付けるのは、相手の袖口をとった腕をゆるめないこと。
前傾にならず、正しい姿勢を取ることが秘訣です。
胸を張って、弓を引き絞るようなイメージを持つとうまくいきます。

相手の体勢の崩れを維持したまま「裏の三角点=相手のかかとを結んだ線を底辺とした三角形の頂点」に重心を移動します。
自分が相手の腰に当てている腕を、肩甲骨から回すようにします。


裏落詳解3


これを「腕(かいな)をかえす」といいます。外側を向いている掌が正反対の内側を向くように操作するのですが、先端を回すのではなく、先ほども書いたように肩甲骨の辺りから、付け根から「返していく」ことで効果を生みます。

これで、相手は立っているのがやっとという状態になっているはずです。
慌てずに、前方に礼をするように腰を折ります。
すると自然に相手は背中から落ちていきます。


裏落詳解4


倒れた相手の脇腹を伸ばすように腕を制し、膝でおさえ、止めを打ちます。
残心。

ここまでが、裏落の「一応の段取り」です。


裏落詳解5


何度も言うようですが、これはあくまで型の説明にすぎません。
この行間に、稽古の中で発見した「気付き」を無数に詰め込んでいくことが必要です。

次回はさらに、技のキレを増す秘訣を解説する予定です。
お楽しみに!


Posted on 2016/04/16 Sat. 08:58 [edit]

category: 袖捕

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其の九十六、沈んで止める 大東流合気柔術 東京稽古会  

大東流古武術ですから、その身体操作法には日本古来の身体の使い方や考え方が色濃く含まれています。


沈んで止める (2)


今回紹介する「沈む」という考え方も、その一つです。

動画を見ましょう。





相手の強い力を受けても、自分が押し込まれないようにするために、重心を下げます。
すると、自分の身体に向かって来ていた相手の力がその方向を変えて、下に向かいます。
相手は地面を押しているような感じになってしまい、力を効率的に伝えることが出来なくなります。

逆に自分の方は、地面と一緒に相手を押し返しているような感覚になります。
いわば地球を味方につけているようなものです。


沈んで止める2


農耕民族である日本人は、永年「重心を低くして動く」感覚を培ってきました。
今では相撲をとって遊ぶ人も少ないのでしょうが、「沈んで動く」ことは相撲の基本です。
現代人にとってはなじみが薄くなってしまった考え方ですが、幸いこうして古武術の中に保存されているのです。

ただ、重心はいつ下げても良いわけではなくて、相手と接触して、力がこちらに向かってきた瞬間に、「ググッ」と沈みこんでやるんです。

この呼吸は、実際に相手についてもらって稽古することでしか会得できません。
今回は腰を押されるという負荷のかけ方ですが、片手捕でも、正面打ちでも同じことです。


沈んで止める3


相手の力を受けた瞬間に、「沈む」呼吸を覚えることで、自分の体勢を一気に有利に転じ得ることを覚えておいてください。

そして毎日の稽古の中で、試してみましょう。

Posted on 2016/04/12 Tue. 10:58 [edit]

category: 基本動作

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其の九十五、軸を作る 大東流合気柔術 東京稽古会  

今回はグッと地味になりますが、とても重要な内容です。


軸を作る


相手から攻撃を受けた時に、だらしなく後ろに下がり続けてしまうと、自分が次の行動に移ることはできません。
そればかりか、相手は図に乗ってさらに攻め立ててくるでしょう。


軸を作る2


そうならないように、自分の中心をしっかりと感じて、そこで相手を受け止める必要があります。これを、「軸」といったり「芯」といったりしています。
相手を受け止めるときだけでなく、自分が行動を移すときにも、この「軸」がしっかりしていなければなりません。

動画を見ましょう。





足を一直線上に置くことで、バランスがとりにくくなりますね。
その代わり、自分の中心はその直線上に乗っているわけですから感じやすくなります。

次に、相手と向かい合い、押してもらいます。
この時自分が乗っている直線の上に相手を乗せないと、簡単に押されて、崩されます。
この稽古の中で、自分の軸を作っていきます。


軸を作る4


注意しなければならないのは、上半身を反らせたり、前かがみにならないこと。
正しい姿勢腰の上に上半身を乗せて動くように意識する必要があります。

これを感得出来たら、歩幅を広げて立ちながらも、軸を保持して動けるようになります。


軸を作る3


と、簡単に言っていますが、これは相当に難しいことです。

私自身、技の最中に軸がブレることはしょっちゅうです。
もっと稽古しなければ。日常の中での意識も大事ですね。


Posted on 2016/04/08 Fri. 09:56 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  からだ  丹田 
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其の九十四、小指の締め 大東流合気柔術 東京稽古会  

掴みかかってきた相手の手首を制します。
ポイントは小指を相手の手に引っかけるような使い方です。


小指の締め4


動画を見てみましょう。





相手の攻撃は、胸捕(胸元を掴んで、押したり引き落としたりする)です。

それを、相手の腕の内側に捌いて手首を制すると「逆腕捕」となり、外側に捌くと「小手返」となります。
二つの技は、このブログで何度か解説してきましたのでもう一度復習の意味で見直してみてください。(「其の四十、小手返」「其の四十五、立合逆腕捕」など)


小指の締め3


今回は、攻撃に対してどちらに捌いても倒すことが出来るということを実践しました。
捌き方によって技は変わりますが、相手の手首を制するという目的は同じです。

捌くというのは、相手に対する自分の位置を変えることですから、上半身だけを動かすのではなく、しっかりと足を動かすことが大事です。
また、からだを引くのではなく、やや前に出るような意識をもちましょう。


小指の締め 追加


動画にも出てきたように、内側に捌いて相手の腕に自分の上腕部を添わせるようにします。すると、自然と相手の小指側(小指丘)に自分の小指が引っかかります。
締めこむように握り、剣を使う要領で縦に斬り下ろすと、相手を崩すことが出来ます。
これが逆腕捕です。

反対に胸捕を外側に捌くと、相手の手首の親指側(拇指丘)に自分の小指が引っ掛かります。
小指をしっかりと締め、もう片方の手を沿えるようにして斬り下ろします。小手返となります。


小指の締め2


今回は胸捕への対処法として稽古しましたが、顔に向かって突きを入れられたり、短刀で喉元を突いてこられたりした場合でもやり方は同じです。

前回(「其の九十三、手首を捕る」)も解説したように、親指や人差し指に力が入りがちですが、小指の締めを意識して稽古しましょう。
そうすることで、技の効きが変わってくるのが実感できるはずです。

Posted on 2016/04/04 Mon. 10:43 [edit]

category: 胸捕

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tag: 大東流  合気柔術  古武術  手刀 
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