次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 8月20日(日) 10時30分から12時30分まで
場所は BumB東京スポーツ文化館 柔道場  です。
参加費用は2000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。




また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の十七、横受身  

地味に見えますが、ある意味、今まで紹介した中で一番実践的な動きかもしれません。この横受身で習う基本が、前方後方への回転受身、飛受身へと応用発展していきます。最も言葉どおりの意味で「身を護る術」なのです。

練習する場合は、左右を素早く反復して行います。



先日、自主稽古でこの横受身を練習していたところ、地面を叩かない方の手はどうしますか?という質問が出ました。
動画にもありますが、横受身の場合、身体を折りたたむようにややうつ伏せるような体勢をとります。

ですので、先ほどの地面を叩かない方の手は?の質問に対する答えは、腰のあたりにつけるように置く。というのがとりあえずの答えです。

受身

さて、ではなぜややうつ伏せになる必要があるのでしょうか?仰向けになって天井を見ていてはいけないのはなぜ?

僕なりに考えるのは、身体をコンパクトに折り畳んでいる方が、次の動作にうつりやすいから。受身をとったということは、相手からの攻撃を受けて完全に崩されている状態です。そのままの格好でいては、好きなようにやられてしまいます。

ですから、倒されて受身をとったら、すぐさま反撃の構え(自分の姿勢)に立ち直れ、という教えなのだと勝手に解釈しています。


Posted on 2015/04/14 Tue. 12:38 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 受身 
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其の十六、後ろ受身  

キチンと稽古をしようと思ったら、まず最初に身につけたいのが「受身」です。古来から伝わるこの身体操法は、体幹に伝わる衝撃を和らげ、頭部を保護し、速やかに次の動作に移ることを目的としています。



今回紹介する「後ろ受身」のコツは身体を丸めること。顎を引いて、ヘソを見るように腹筋を使うことです。
「起き上がり小法師」のイメージですかね。

起き上がり小法師

ちなみにいうと、大東流合気柔術中興の祖である武田惣角先生は会津のご出身です。

久琢磨 (2)

単純な身体操作法ですがスポーツ、格闘技にとどまらず日常の中で使える大事な動きです。
たとえば自転車に乗っていてコケたとき、雪道で盛大に滑ったとき。ただ頭を打たなかったというだけで、大怪我を免れることができますよ。

これを覚えるだけでも、一つの財産です。

Posted on 2015/04/13 Mon. 21:18 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 受身  大東流  合気柔術  古武術  武田惣角 
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其の十五、逆襷  

「タスキ」というものを使った経験のある方がどれぐらいいるでしょうか?

何か作業をするとき、袖や袂(たもと)が邪魔にならないようにおさえるための布や紐のことですが、和服を着て生活することなどない殆どの人にとって、無縁のものですよね。

身近にあるタスキと言えば、駅伝のバトンの代りをしているやつ、ぐらいでしょうか?選挙演説のとき、候補者が名前をでかでかと書いてるアレも、そうですね。

ekiden.jpg


でもあれは、本来のタスキの役割に使うものではないので、輪っかを斜めがけにしているだけです。実際にはタスキは背中で斜めに交差します。

今回の技の「逆襷(ぎゃくだすき)」は、相手の胸に斜めに腕を絡めていくところから、その名がついたものと思われます。背中ではなく、胸に巻きつけるので「逆襷」。なかなかいいセンスだな~と感じます。



相手の攻撃に対して「入身」。巻き付けるように腕を添わせます。さらに体そのものを相手の身体に密着させるように「体重移動」し、崩します。

腕の力で制しているように見えますが、実際にやってみると相手の体の重心を崩すのは、腕の力だけでは無理があります。また、力任せに腕力を使うと強い抵抗を受けます。

相手の身体を崩したいなら、自分の重心を移動する。大東流の身体操法、考え方が、ここでも活かされます。

Posted on 2015/04/12 Sun. 21:08 [edit]

category: 短刀取

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tag: 大東流  古武術  合気柔術  受身  逆襷  入身  体重移動  重心 
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其の十四、一本捕  

一本捕は、大東流合気柔術を修行する人が最初に出会う技です。
初伝一ヶ条には、居捕(いどり=座って行う)と立合(たちあい=立って行う)の両方にこの一本捕があります。

ボクシングでいうところの丹下段平トレーナーの手紙にあったという左ジャブ、「あしたのために、その一」です。



一義的には相手の腕を捕り、肘を制することで抑える技ですが、その変化形は多岐にわたります。初伝一ヶ条では受けの正面打から技が始まりますが、今回紹介する動画のように短刀捕から始まる場合や、正拳突、袖捕などさまざまな攻撃を一本捕で制することができます。



さらに一本捕には、この武術が持つ様々な極意が内包されているといっても過言ではありません。大東流の基本的な考え方を学ぶことが出来る技であり、奥義にもまた通じる技と言えるでしょう。

相手との距離、自分の位置、身体の合気柔術的な使い方など、その奥行きははかり知れません。

Posted on 2015/04/11 Sat. 20:48 [edit]

category: 短刀取

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tag: 一本捕  合気柔術  古武術  大東流  丹下段平  あしたのジョー 
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其の十三、小手返  

刃物を持った相手に突きかかってこられたら、どうするか?その対応法として考えだされたのが「短刀取り」という各種の技です。ここで紹介するのは「小手返」。

これまで積み重ねた基本の動きが、技の各所に活かされます。
相手の攻撃線から外れるための入身、転換。次の動作に移るための体の捌き。
自分の姿勢を保ったまま技を行うことも重要です。



「刃物で???」そんなことは起こらないと思う方が殆どでしょうし、実際そんなことが起きないまま生涯を終える人の方が圧倒的多数のはずです。

でも、包丁で突きかかられなくとも、ある瞬間に人生を左右するような決断を下さなければならなくなったら?
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冷静に、相手や状況に圧倒されることなく、自分の尊厳を保ちながら、尚且つ正しいと信じる選択を行わねばなりません。あらゆる意味で「生き延びなければ」なりません。

そこに、古武術である大東流を修行する意味があるのではないかと私は思っています。


Posted on 2015/04/10 Fri. 21:15 [edit]

category: 短刀取

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tag: 小手返  短刀取り  合気柔術  入身  大東流  転換 
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其の十二、体捌き  

大東流に入門してしばらく、毎回のように言われていたことの中に「小手先で技をかけない」ということがあります。

一見、手を斜めに動かして相手の打撃を受け流しているような操作も、身体の捌きとともに、自分の中心で手刀を斬り下げているのです。



相手の突きを手だけで横に払った場合、打撃は逸れたとしても、自分の身体そのものはその場に残ったままです。すると相手は先ほどと同じ場所に再び攻撃すれば良いわけで、状況は変わりません。

身体全体で打撃を捌けば、前回の「入身」で解説したように、自分の有利な位置に立つことができます。相撲の「てっぽう」を例に出すまでもなく、身体の中心で操作する腕の動きは大きな力を発揮します。

オスカー・デ・ラ・ホーヤという技巧派のボクサーがいましたが、彼のパーリング(相手のパンチを手で受け流す技法)は、身体の中心からまっすぐ伸びてコンパクトに相手の打撃を叩き落としています。尚かつそのあとに動きを止めずに身体を捌いていく様は圧巻でした。
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古武術の身体の使い方と、共通するところだと思うのは私だけでしょうか?

Posted on 2015/04/09 Thu. 20:20 [edit]

category: 基本動作

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tag: 大東流  古武術  オスカー・デ・ラ・ホーヤ  パーリング 
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其の十一、入身  

敵が刀で斬りかかってくる、あるいは突きや蹴りで攻撃してきたとき、その攻撃を避けるために退がって距離をとると、自分は安全圏にいられますが、相手も同じく安全です。

相手は前に出て次の攻撃に移りますから、再び距離をとるために後退しなければならなくなります。これでは相手の攻撃線の延長上に身を置いたままです。



大東流の初伝一ヶ条では、相手の攻撃に対してまず前に出ることを教えます。その一つの方法が「入身」です。

相手の攻撃線(腕、剣など)に「沿う」ように相手に近づきます。こうすると、相手の攻撃から外れるうえ、接近しているので自分の攻撃も有効になります。

避けるのではなく、より接近して状況を打開する。
古流武術に特徴的な示唆に富んだ発想といえるのではないでしょうか。


Posted on 2015/04/08 Wed. 23:32 [edit]

category: 基本動作

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tag: 大東流  古武術  入身  攻撃線 
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其の十、体の転換  

体の向きを換えることを「体の転換(たいのてんかん)」と呼びます。武術的には「運足(うんそく)→足のはこび」によってこれを行います。自分に向かう相手の意識を切るような動きです。

これも、腰を中心に動く意識が重要です。



サッカーの神様と言われたペレと対戦したある選手は、ペレが目の前から「忽然と消える」ように感じたといいます。ただ単に敏捷性に優れているというだけでは、対峙した相手に「消えた」と思わせることはできないはずです。

これは私の単なる妄想ですが、ペレは体全体を一度に動かす技術を持っていたのではないでしょうか。それは古武術でいう、ねじらない、うねらない(予備動作をとらない)動きです。こちらに向かう敵の意識を「外す」という心理的な操作にもつながります。

ペレ


ペレ古武術の身体操法を会得していたはずはありませんが、身体の使い方を突き詰めると、たどり着く先にある「極意」は一緒なのかもしれません。

Posted on 2015/04/07 Tue. 21:00 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  ペレ 
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其の九、体重移動  

立った状態で移動すると、歩くことになります。当たり前のことなのですが、正しく立った姿勢のままで動くというのはなかなかできません。



前回「歩く」でも触れましたが、腰の上に上半身を乗せ、上半身と下半身が腰を中心に一体化したように動くとき、安定して美しい歩き方となります。体重移動に身体全体が追随していくという考え方です。

一人で歩くだけなら、その安定感を保つことはなんとかできますが、人ごみの中で向こうからやってくる人の波を避けながらとなるとこれは大変です。

通勤通学で使う駅の人ごみを良い稽古の場と考えて、これから毎日鍛錬してみましょう!


Posted on 2015/04/06 Mon. 20:54 [edit]

category: 基本動作

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

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其の八、歩く  

この10年ほどで、日本人の歩き方がずいぶん変わったと思います。携帯電話、スマートフォンの爆発的な普及で、あの「スマホ歩き」と呼ばれる歩き方が出現したからです。

歩くときにとどまらず、電車やバスに乗っているとき、うつむいて小さい画面を凝視している人も増えました。



古武術的には、両目の間(上丹田)を開く意識で前を向き、頭のてっぺんをはるか上空から糸で釣られているが如く、地面と垂直に立ち、そのままの姿勢で腰の位置を上下させずに移動します。これが、「歩く」です。

達人と呼ばれた合気道養神館の塩田剛三先生は「歩く姿、それ即ち武である」と言われたそうですが、現代日本人の歩き方は「武」とはかけ離れてしまったようです。
塩田・構え
歩き方を意識するだけでも、武術的な身体の鍛錬になります。日本古来の歩き方を、武術を通じて取り戻したいものです。

Posted on 2015/04/05 Sun. 21:08 [edit]

category: 基本動作

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tag: 合気柔術  大東流  古武術  塩田剛三 
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