次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 6月18日(日) 15時30分から17時30分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は3000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。



また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百二十一、打ち込む(車倒) 大東流合気柔術 東京稽古会  

質問:初心者が武術修行をするうえで、早く上達するためにはどうすればよいと思いますか?


打ち込む3


なんと今回は、その答えを大公開します。
動画を見ましょう。





はい。もうわかりましたね。

答は「相手に届くように攻撃する」です。

なんじゃそれ と言うツッコミ、ありがとうございます。
でも、初めのうちは、ほんとに皆さんキチンと打ち込めていないんです。

手が届いていなかったり、相手に力が伝わっていなかったり、付き合いたての恋人同士のようにただぎこちなく手を握り合っているだけ、みたいなことも多々あります。

大東流の修業は、まずは「受け」と「捕り」を仮想しての型稽古が中心です。
約束の上で技を始めることが大半ですから、お互いが変な馴れ合いで中途半端な攻撃をしてしまいがちです。

そうすると、技を行う意味がなくなってしまうんです。


打ち込む2


今回取り上げた「車倒(くるまだおし)」では手刀を使った「横面打ち」です。
受けの手刀が捕り手に届いてない場合、もしくは届いていてもちゃんと踏み込んで斬りこんでいなかったりした場合、捕り手側の次の動作には何の必然性も生まれません
なぜなら、何もしなくても安全だから。
手刀を受けなくてもいいし、当身で相手の前進を止める必要もない。

型稽古が、「振り付けの練習」になってしまうんです。

でも、そうなってしまうのも無理はないかもしれません。
人に対して攻撃を仕掛けることなんて、日常的には考えられませんよね。

「相手のこめかみから乳首に向かって斬り下げろ」とか言われてもピンときません。
分かります。私も最初はそうでした。

ただ、古武術の稽古そのものが非日常的な体験であるということを考えるならば、刀で命のやり取りをしていた当時の人々の意識に寄り添うことは必須です。


打ち込む1


「相手を殺すつもりで攻撃する」ことで、開けてくる意識の地平があります
これが、武術修行の上達につながっていくんです。

賢明な皆さんには言わずもがなとは思いますが、決して暴力を推奨しているのではありません。
生命の存立の境界をイメージすることが、より良い生き方につながると言えば少し大げさでしょうか。

Posted on 2016/09/17 Sat. 09:46 [edit]

category: 横面打

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其の九十一、車倒詳解(続) 大東流合気柔術 東京稽古会  

前回(「其の九十一、車倒詳解」)の続きです。
解説の中で何度も出てきた言葉が「体重移動」でしたね。
重心を移動させることで崩していくのが基本的な考え方です。


車倒詳解(続)3


今回はさらに技の切れ味を増すために必要な操作です。
単に動きというよりは「考え方」「意識」を変えると思ってもらった方がいいかもしれません。

動画を見ましょう。





相手に対して自分の身体の位置を変え、重心を移動させていくことは、動きが大きいだけになんとなくわかりやすかったと思います。

そこをクリアしたら、次は相手の横面打ちを受けた手の操作です。
自分の両腕で、相手の顎、ないしは肩と、手首の間に「張り」を作ることが大事なのですが、ここが緩んでしまうことが多いんです。
相手を「倒そう」という気持ちが強ければ強いほどそうなる傾向があります。


車倒詳解(続)


動画で見たように、相手が短刀を持っていると仮定して技に臨んでみましょう。

短刀で斬られると大怪我をしますよね。
だから、相手の手首が自由に攻撃してこられないように何とかして操作しようとするはずです。
この「意識」を持つことで、技が変わってきます。
型をなぞるだけではなく、技の本質(何を目的にしているのか)について考えるようになるんです。


車倒詳解(続)5


具体的には、相手の腕を上から押さえつけずに、下から自分の手刀に乗せるようにして「張り」を作ることです。
そのために、相手より低い位置で技をかけて行く意識が必要です。


車倒詳解(続)4


これを理解するためには、自分が短刀を手にして「受け」側に回ってみることです。
そして技の途中で、隙があれば相手を斬ろうと意識してみましょう。
それを繰り返しながら、どうすれば反撃しにくいか、捕り手(技をかける方)と一緒に研究してみるんです。

車倒に限らず、この「相手が刃物を持って攻撃している」発想を持つことは、他の技にも応用できます。


車倒詳解(続)2


「意識」、「発想」の違いで技が変わる(上達する)。
これも、古武術である大東流の面白いところです。


Posted on 2016/03/22 Tue. 09:51 [edit]

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其の九十、車倒詳解 大東流合気柔術 東京稽古会  

恒例になった(なったのか?)「詳解」シリーズです。
今回は「車倒(くるまだおし)」です。


車倒詳解5


相手の横面打ちを受けながら、突き、崩しを入れ、相手を後ろ側に倒します。
動画と写真で型を覚えてしまいましょう!





まずは、横面打ちを受けます。
これは前回の「横面打ちを受ける」で解説しましたのでそちらも参照してください。


車倒詳解3


側面に回ってきた相手の攻撃を、自分も捌いて正面で受けます。
同時に相手の前進を止めるように、やや体勢を低くしながら当身を打ちます。
この時しっかりと踏み込んで体重移動してください。


車倒詳解4


次に、当身を入れた拳を開き、上に上げます。
顎に当てた手をさらに持ち上げ、相手をのけぞらせます。
相手の顎を向こうに押しすぎないこと。
意識としては垂直に手を上げるようにしてください。

相手が爪先立ったら、相手の横に並ぶように体重移動します。
外側の足で踏み込んで、寄せ足
この際、下半身だけが動いて、上半身が残っていては意味がありません。
全身で移動することが重要です。


車倒詳解2


相手の体勢はここまでの操作でかなり崩れているはずです。
ここからさらに、相手の後ろに踏み込んで体重移動です。
相手の顎に当てた手を、肩に移して向こう側に擦り出すようにします。

外側の手刀を大きく斬り下ろすようにすると、バランスを崩された相手はたまらずたまらずあおむけに倒れます。
相手が着地する直前に手刀で相手の手首を掴み、自分の腰骨のところにつけるようにします。


車倒詳解


脇腹と腕が伸びるように押さえ、止めを刺します。
残心。

ここまでが、大東流初伝の型「車倒」の要点です。

もちろん、これだけで説明し尽せるものではありません。
上達すればするほど、それぞれの局面でより深い動き方、考え方が現れます。
相手によっても、その時の攻撃の微妙な違いによっても技は変化します。

ここではあくまで基本的な考え方を示しました。
でも、それが「型で稽古する」出発点なのです。
何度も反復して、練りこんでいきましょう!

Posted on 2016/03/17 Thu. 10:48 [edit]

category: 横面打

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其の八十九、横面打ちを受ける 大東流合気柔術 東京稽古会  

前回(「其の八十八、捌いて打つ」)は横面打ちを打つための考え方でした。
今度はその受けです。


相手が自分の側面に移動して打って来ます。
そこで、ボーっと待っていてはいけません
自分も相手の打撃を中心線上で受けられるように捌きます。


横面打ちを受ける3


さらに、受けるだけでなく同時に攻撃に出ます
踏み込んで「当身」です。正拳で中段突きを出します。

この動画解説でなんども出てきたように、この当身は相手にダメージを与えるための打撃ではなく、自分に有利な状況を作り出すための身体操作です。

動画を見ましょう。





途中から、なんだか変なことになってますね。
実はこの身体操作法は、次回から解説する技、「車倒(くるまだおし)」の前段なんです。

相手の横面打ちを受けながら、自分は重心を前足にかけるように踏み込んで当身。
突き出した拳を開き、そのまま上に持ち上げます。


横面打ちを受ける2


すると掌底が相手の顎に当たりますが、構わずそのまま上げます。
横面打ちで前がかりになっている相手は持ち上げられて爪先立ちになり、体勢を崩す・・・上手くいけばの話ですが。

ポイントは、掌底を上げるとき、踏み込んだ前の足に後足を寄せることです。
「寄せ足」と言います。
この時、相手を向こうに押さないこと。むしろ自分が沈みながら掌底を真上に上げる意識です。


横面打ちを受ける1


もう一つは、横面打ちを受けた手刀を斬り下げないこと。
先生の動きを見ればよく分かりますが、掌底を上げると同時に、手刀にした手も上げていますよね。
二本の手の動きで相手を吊り上げるような感覚です。


横面打ちを受ける


わかりましたか?
読んでるだけでは、難しいですね、これは。
稽古に来られたら、一緒に動いてみましょう!

Posted on 2016/03/13 Sun. 09:45 [edit]

category: 横面打

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tag: 大東流  合気柔術  手刀  正面打 
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其の四十二、車倒  

相手を崩す、という身体の操作が初心者にもわかりやすいのが、
この「車倒」という技です。

ことは 車倒2


横面打で攻撃してきた相手の手刀を受け、当身を入れます。
ここまでは前回の記事「其の四十一、横面打」でやりましたね。


谷口 車倒2


次に、手刀を受けた手と、当身で伸ばした手をそのままに、前に出ます。


中岡 車倒


手で押したり、もたれかかったりするのではなくのではなく、身体ごと、自分に十分な姿勢を保ちながら、出ます。

先生の動きを見てください。



<「車倒」動画は上の画像をクリック!>


腰が砕けるように、崩れています。
両手で相手と接点を持ちながら、やや持ち上げるように下から攻めています。


あつむ 車倒


実際に技をかけてみた人は分かったと思いますが、腕の力だけで相手を崩すのは至難の業です。

でも、正しい姿勢で前に出さえすれば、不思議なほどに崩れてくれましたよね。


田実 車倒


見事! しっかりと崩してます。




Posted on 2015/06/15 Mon. 09:26 [edit]

category: 横面打

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