次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 3月11日(日) 11時から13時まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は2000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。




また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百七十二、崩す(両手捕) 大東流合気柔術東京稽古会  

攻撃を受けながらも相手を崩して制する身体操法の第2弾です。
前回は片手捕でした。今度は両手首を捕られます。


崩す(両手捕)1


両手を押さえられているわけですから、より不利になると考えるのが自然ですが、
大東流では必ずしもそうではありません。
相手との接点を利用して力を伝えていくという思考法をもつこの古武術では、接点が多くなるほど有利に転じさせることが可能なんですね。

まず、動画を見てみましょう。





受け手側が両手捕で攻撃してきます。

捕り手(技をかける方)は真正面からぶつからずに、相手の攻撃線をずらしながら両手の接点を上下に操作していきます。
動画にあるように、相手の力と当たらず、且つ自分の力が逃げないところを探りましょう。これは稽古を積むことが一番の近道ですが、少しだけコツをお教えしますね。


崩す(両手捕)2


それは、腕に力を入れて操作しないことです。
これも実際に試してみればわかりますが、上下に動かす腕を肩から先の力で動かした途端、相手は抵抗してきます。
相手からしてみれば、動きを封じようとして掴んできているわけですから当然の反応ですよね。
そのために、肩から先の腕部分は脱力させながら動かさなければなりません。

「脱力」とは力がなくなってフニャフニャになることではありません。指先までしっかりと張りを作りながら、腕の中に力の芯を通すような感覚が必要です。
これは以前「其の百六十七、真下に沈む」で解説した思考法に通じます。そちらも参照してください。

その腕の状態を作れたら、今度は全身の動きと連動させながら上下に分けていきます。腕だけ、足だけを動かさないでくださいね。上半身と下半身が一体となれば、あっさりと技がかかりますよ。


崩す(両手捕)3


それでも出来ないという方のために、さらに秘訣があります。手刀を動かす軌道を相手の体のむにゃむにゃもにゃ・・・
これ以上言うと怒られそうなので(誰に?)続きは道場でお伝えしますね。
東京稽古会で、お会いしましょう。

Posted on 2018/02/16 Fri. 18:51 [edit]

category: 両手捕

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tag: 大東流  合気柔術  連動  攻撃線  手刀 
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其の百六十八、両手捕四方投(裏) 大東流合気柔術 東京稽古会  



初伝一ヶ条の立合の中で、最も美しい技がこの四方投(裏)。
(※個人の感想です)

四方投(表)は相手の側面に真っ直ぐ斬り進んで投げます。
この(裏)では転換しながら相手の側面に入身します。
受け手と同じ方向を向くように入っていくのが(表)との違いですね。


四方裏2


四方投は大東流が「剣の理合」に基づく古武術である特徴がはっきりと表れている型です。
出来るようになってくると、とても面白い技ですが、まずは形を覚えるのが先決です。
今回は、基本の動きを中心に解説していきますね。

動画を見ましょう。





受け手が両手を掴んできます(両手捕)。
相手の攻撃してくる力を手首に乗せながら、出足の方に足を進め、転換します。

最初のうちは、自分の爪先を相手の足に並べるように出し、180度回転させると同時に体を転換させるようにしてみましょう。

技の手順を分かり易くするために上のように書きましたが、本来は足から先に動かすのではなく、身体全体が同時に動かなければいけませんよ。
腰の回転、全身の動きに足も手も追随するのが基本です。


四方裏4


初めの一挙動で相手の攻撃を手首に乗せたまま動くのですが、ここが本当に難しいんです。
両手で刀を構えるようにして、相手の体重を感じ続けてください。

よくやってしまうのですが、転換するときに腕を伸ばしすぎ、相手を引っ張り出してしまいがちです。強引に崩していくやり方ですが、相手の抵抗を生んでしまいます。
ここは難しいところですが、「相手を乗せる」技術を修練していきましょう。

コツは体勢を低くすること、相手を引こうとしないこと、肩から先(小手先)の力に頼らないことです。
それが出来れば上級者なんですけどね。


四方裏3


相手の横に並んだら、剣を擦り上げるように手刀を振りかぶります。
それと同時に、今度は相手の背中に自分の正面を向けるように再度転換します。
ここも、刀を構えた状態で身体の向きを変えるんですね。
初心者ほど、相手の腕の下をくぐるような形になってしまいますが、それでは技はかかりません。

「剣の理合」を思い出してください。
木刀でも何でもよいので、上段に構えたまま身体の向きを180度転換する動きを繰り返し練習してみましょう。

相手の背面に斬りこむように手刀を振り下ろして倒し、制します。
受け手の習熟度によって、最後の部分は加減してくださいね。
割と高い位置から、完全に背中で落としますので、受身がしっかりとれないうちは危ないですから。


四方裏1


ざっと書いたつもりですが、けっこう長くなってしまいました。
でも、これでまだ四方投のホンの入り口部分しか解説出来てないんです。

この美しい技に興味がある人は、実際に道場で稽古してみませんか?
手をとってやってみると、この数十倍、数百倍の情報量がありますよ!

Posted on 2018/01/14 Sun. 11:01 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

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其の百六十五、抜手捕 大東流合気柔術 東京稽古会  


今回も居捕です。
両手を捕られた状態から相手を崩し、最後は逆腕捕のかたちで制していきます。

最初に相手が掴んでいる手を外すのですが、これは自分の手首でも訓練出来るのでやってみましょう。
手解き(てほどき)というれっきとした技術です。


抜手捕2


まずは右手で左手首を強く握ってみてください。
その状態で一所懸命に左手を外そうと思ってもなかなか外れませんね。
そこで、左手を少し回転させて、小指側(尺骨)を右手の親指と人差し指の隙間に合わせます
そのまま、左腕を水平に開くようにして伸ばすと…あっけなく外れましたね。

この抜手捕では、小指側ではなく親指側を使いますが、相手の掴み手の切れ目に小指側か親指側を合わせ、肘を伸ばすか曲げるかすると、比較的簡単に切ることが出来ます。

簡単な護身術として覚えておいてくださいね。

前置きが長くなってしまいました。
動画を見ましょう。





両手を捕られたところで、脇を締め、相手に向けて指を立てます。
手刀相手の喉元を突くようなイメージを持つとよいでしょう。

やや身体をずらすようにして、片手を突き出します。
先ほどの要領で抜手を行い、手が外れると同時に、首筋に手刀当身を打ちます

この時、手だけで打っては効果がありません。
しっかりと膝を立てて踏み込んでください。

さらに同時に、相手が掴んでいる手を上方に伸ばし、親指で相手の肩を突くように攻めます。


抜手捕1


ここまでの動作を一挙に行うことで相手を崩します。

ただ、慌ててはいけませんよ。
重要なことは、踏み込む方向、当身を打つ方向、さらに掴まれている腕を制する方向が一致することです。
両手と踏み込んだ膝、つま先の方向が一直線上に乗っていることを意識してください。


抜手捕3

ここまで来たら、逆腕捕にとって制していきます。
攻め手をゆるめずに、しっかりと全身で押さえましょう。

前回(「其の百六十四、居捕逆腕捕」)同様、重心の掛け方で技の成否が決まります。
少しづつでもいいですから、継続して稽古を積みたいですね。

Posted on 2017/12/21 Thu. 10:47 [edit]

category: 両手捕

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tag: 姿勢  手刀  重心  当身  居捕 
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其の百五十六、親指をかける 大東流合気柔術 東京稽古会  


今回は手の使い方です。

これまでにも相手から攻撃を受けた時、力任せに対応しないという身体の操作法を何度か取り上げてきました。


親指をかける1


今回もその考え方が良く表れている動きなんです。
まずは、動画を見てみましょう。





相手が両手首を掴んできます。両手捕ですね。
こちらを害そうとする意思を持った人間が両手を掴んできたとき、普通の人ならどういう行動を取るでしょうか?

まず、振りほどく。あるいは自分の手で相手を掴み返す…それも力一杯、というところが通常の反応でしょう。

大東流では、そうではない対処法をとります。

腕を外側から回すようにして、相手の手首に親指を絡めるようにします。
次に小指を締めこむようにして肘を伸ばします。この時、決して力をこめて握りこまないでください

これだけで、相手は無力化されます。そのまま、手首の位置を下げると、相手はたまらず崩れ落ちてしまいます。


親指をかける2


「そんなワケあるかいな」と思われるのは無理もありません。
決して力を入れていない状態で、攻撃してきた相手を制するわけですからね。

いくつかポイントがありますが、相手に手首を掴ませておくということが重要です。
そうすることによって、相手の手にはロックがかかります

次に、自分の手を刀のように使うということです。手刀ですね。
刀は曲がっていませんよね。それと同じように、自分の手首を曲げずに、刀のように伸ばして使います。
また、それと同様に相手の腕を刀だと仮定して操作してみましょう。
肘を伸ばし、まっすぐ中段に構えるようにします。


親指をかける5

どうでしょうか?出来ましたか。

意識してほしいのが、掴まれている接点を動かすことに気をとられ過ぎないことです。
全く忘れるというのは難しいでしょうから、「力を入れない」練習をしてみましょう。

そのことで、相手は手を掴み続けてくれます。つまり、ロックがかかりやすくなります。
また、引っかけている親指が密着します。これが力の伝達効率を上げてくれます


親指をかける6

攻撃の意思に対して、力任せに反応しないことで、我が方を有利にする
どこかの国同士の一触即発の状態にも似ているなと思ったりもしますねぇ。




Posted on 2017/10/07 Sat. 10:06 [edit]

category: 両手捕

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tag: 大東流  合気柔術  古武術  手刀  姿勢 
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其の百五十五、両手捕四方投(表) 大東流合気柔術 東京稽古会  


これも、大東流合気柔術初伝の一ヶ条にある形「両手捕四方投(表)」です。
一ヶ条とはいえ、この技も非常に奥が深く、初めのうちは動きの流れを覚えるのが精いっぱいなところだと思います。

その動きをベースに、大東流ならではの身体の使い方を磨きこんで、少しづつバージョンアップしていく、そんなイメージでしょうか?


両手捕四方投2


私は数年前、大阪の住吉神社で川辺武史師範の四方投げを受けた時の衝撃が今も忘れられません。
師範の手をとった瞬間、あっという間にひっくり返されてましたから。
物凄く柔らかいんですが、有無を言わせない力がどっと押し寄せた、あの感じ。
ハンパなかったです。

前置きはこのぐらいにして、動画を見てみましょう。





相手が両手を掴んできます。
捕り手(技をかける側)はその攻撃を柔らかく身体の中心で受け止めます

これは前回(「其の百五十四、腰で動く」)も書きましたので、そちらも参考にしてくださいね。
正直に言うと、この部分が最も重要なポイントなんです。それだけに難しいんですが。


両手捕四方投4

さて、相手の攻撃力を受け止めると同時に、自分の体勢を有利に運ばなければなりません。
そうです。攻撃線を外すように捌きを入れるんでしたよね。

その場にとどまって相手の攻撃をまともに受けると、力がぶつかります。
そうすると、どうしてもお互い力任せになってしまいます。

このとき、足を捌いて重心を移動しつつ、自分の手を中心に伸ばすようにします。
ちょうど刀を構えるようなイメージですね。


両手捕四方投3


すると自然に相手の手が交差します。
動画でも先生が言っているように、相手の手を掴みに行こうとするのではなく、自ずと相手の手首が入ってくる意識で操作してください。

掴みに行こうとすると、どうしても肩から先の力で動かしてしまいがちです。
本当に何度も言いますが、全身の連動で崩すことを忘れないでください。

相手の側面に前進して手刀を振りかぶるようにします。
この時、相手の肩が詰まり、腰が崩れているようであれば、あなたはもう上級者です。
なかなかそうはいきませんが。


両手捕四方投1


体を転換して、手刀を斬り落とします。
腰の動きと、上半身の動きを連動させてくださいね。
相手の腕の下をくぐろうとしてはダメですよ、姿勢を崩してしまいますから。

ただ、粛々と全身を一体化して動きます。

いや~、文字でこう書いてはいますが、なかなかできないんです、これが。




Posted on 2017/09/27 Wed. 13:09 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  姿勢  手刀  中心  連動  転換 
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