次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 7月17日(月・祝) 14時00分から16時00分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は3000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。



また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百四十九、押さえる 大東流合気柔術  

相手の拇指丘を攻める操作法です。
これまでやってきたことと同様に、力任せに操作しないことで相手を崩していく考え方を養いましょう。

動画を見てください。





まずは、片手を相手に握られたとき。
手を振りほどこうとするのではなく、相手の親指の付け根の膨らんだ部分に自分の掌を引っかけるようにします。
引っかかる部分であればどこでも構いませんが、自分の拇指丘を使えるよう、捕られる瞬間にやや手のひらを上に向けるようにしても良いでしょう。

今回は交叉捕で捕らせますが、片手捕でも同様です。その場合は手の内側ではなく、手の甲側で引っかけていく操作になりますね。少し難しくなります。


押さえる1


この時に大切なのが、肩から先、つまり腕の力で相手を動かそうとせず、身体全体の力を接点の拇指丘に集中させることです。

これを実際に行うには修練が必要ですが、丹田の力を接点に伝えるためには、まず正しい姿勢、それから上半身の使い方の意識を変えることです。
具体的には腕を動かしていくときの意識ですが、これは稽古に参加された方だけにお伝えするようにしています。あしからずご了承ください。

そして、相手を導いていく方向も重要です。具体的には相手が踏ん張れないところ、つまり相手の膝のやや外側、前方へと垂直に落としていく要領です。


押さえる3


両手を捕られたときは、自分の手を刀を構えるように合わせます。
今度は拇指丘というよりは親指の付け根の「手の甲」側を押さえます。

全身の力を集中させて、適切な方向へ導き崩してください。


押さえる2


拇指丘を攻めることで、相手の手をくっつけてしまうことが出来ます。
実際に経験した人は分かると思いますが、不思議なことに、離そうと思っても離せないんですね。そのメカニズムは、まだ未熟な私には解説出来ませんが、交叉捕、両手捕に関わらず、他の技を行うにあたっても、幅広く応用できる操作法です。


押さえる4


これを基礎として、大東流合気柔術に特徴的な、「粘着」「絡める」といった動きを体得していきましょう!


Posted on 2017/07/15 Sat. 12:27 [edit]

category: 両手捕

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tag: 丹田  受身  手刀  大東流  合気柔術  古武術 
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其の百四十一、両手捕切返 大東流合気柔術  


相手の肩を詰め、重心を移動することで崩し投げる技です。

初伝一ヶ条の立合に「切返」という型があります。
以前このブログでも取り上げたことがありますね。「其の百二十五、切返」(http://daitouryu.blog.fc2.com/blog-entry-129.html )


両手捕切返1


こちらは両袖捕から始まる動きですが、今回はそれを両手捕でやってみます。
一見、複雑そうに見えますが、考え方は「切返」と同じです。

ともあれ、動画を見ましょう。





両手首を捕られたら手刀を相手の手の外側に回すようにして小指丘(小指の付け根の膨らんだ部分)を攻めます。
この時、引っぱろうとしたり、押し込もうとしては上手くいきません。
柔らかく、絡みつくように操作しましょう。「柔術」と呼ばれる所以がここにあります。

片方の手刀を自分の中心に持ってくるようにしながら、もう片方の手を相手側に伸ばします。

この操作と同時に、「切返」と同じように相手の外側に身体を捌きます
さらに、相手側に伸ばした腕の動きと同時に相手の裏に入身します。

つまり、腕だけで操作するのではなくて、身体全体の動きを連動させるんですね。
ここが一つ目のポイントです。


両手捕切返


手刀を搦めて相手の腕を封じますが、初めこれがなかなか難しいと思います。
コツは相手の肩を詰めることです。理想は両腕を同時に詰めたいのですが、最初は片方づつでも構いません。
ここでも、押し込もうとしたり、引っぱろうとすると力が「抜けて」しまいます。

大事なのは「絡める」こと。そのために、大東流では小指の使い方を重視しています。
このブログでもこれまでに何度か動画で解説していますので、過去記事の中から探して読んでみてください。
これが二つ目のポイントです。


両手捕切返2


さて、相手の後ろ(裏)に踏み込んだことで、腕は相手の前、足は相手の後ろになっています。相手は挟まれて、身動きが取れない状態です。
その上で、自分の重心をグッと下に下げます。足と腕を同時に(連動させて)下げるんですよ。このバランスがとれないとダメです。
上手くできれば相手は大きく崩れます。


両手捕切返3


相手を後ろに放り投げて、完成。
ここも、腰と上体を連動させることが大切ですよ。腕だけで投げようとすると余計な力が要りますし、相手の崩れが不十分な場合、反撃を受けて潰されてしまいます。

難しく感じるかもですが、ポイントを押さえて、ひとつひとつやっていきましょう!



Posted on 2017/04/13 Thu. 12:04 [edit]

category: 両手捕

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tag: 大東流  合気柔術  手刀 
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其の百三十九、合掌捕 大東流合気柔術  


<ブログの更新が滞ってしまいました。本業の方がかなり忙しかったものですから。
4月を過ぎればまた余裕が出てくると思いますので通常運転までもうしばらくお待ちください…>

合掌捕4


合掌捕大東流の初伝三ヶ条の型の一つです。
動きそのものは大きなものではないですが、それだけに稽古の積み重ねと集中力が必要になります。

動画を見てみましょう。





双方座った状態から始めます。
相手が自分の手首を掴みに来たところを、すり抜けるようにして掴み返します。
これを「掛け手」と言います。

この操作の要諦は、相手が前のめりに体勢を崩した状態を作り出すことにあります。
大東流の技のほとんどが相手の体勢を崩すことが目的ですから、「掛け手」が上手く決まればそれだけで後の操作がスムーズになります。


合掌捕1


相手の手首を握ったら、小指を使って相手の小指丘を締めます。親指と人差し指で力をこめて握りがちですが、そうすると相手に力が上手く伝わっていきません。
むしろ親指と人差し指は軽く固定するような感覚です。

そして身体の中心に向かって軌道を描くように握った手首を擦り上げていきます。
両腕でこれを行うことで「合掌」するような形になりますね。「合掌捕」の名の由来はここから来ているのではないでしょうか?推測ですが…。

ここでやってしまいがちなのが手首の力だけで相手を「持ち上げよう」とすること。
そうすると、相手の手首にしか力が伝わらず、うまくいきません。


合掌捕3


肚(丹田)から動かしていく意識で稽古してみましょう。
「手首を肚から動かす」という言葉は、初めのうちは何のことだかさっぱりわからないと思いますが、鍛錬を重ねるごとになんとなく感覚がつかめてきます。

この「合掌捕」で使われる4カ条の掴み方、受け側は慣れていないとかなり痛いです。かつ日常的にあまり経験しない痛みなので、驚くかもしれません。
ただ、受ける方も鍛えることで手首がだんだん強くなってきます。古武術の稽古は受け取り双方ともに鍛錬できる優れたメソッドですね。


合掌捕2


今回は最後に「搦投(からめなげ)」の要領で倒し、固めましたが、この方法についてはまた、日を改めて解説しますので。

また道場でお会いしましょう!


Posted on 2017/03/16 Thu. 19:58 [edit]

category: 両手捕

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tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢 
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其の百三十六、合気上げと受身の鍛錬 大東流合気柔術  


東京稽古会ではこれまでに、繰り返し合気上げの鍛錬を行っています。
また、それと並行して毎回基礎鍛錬として、受身の稽古も必ず行います。

今回解説するのは、合気上げと受身の鍛錬を同時にやってしまおうという、便利な稽古法です。


合気上げと受身の鍛錬2


まずは、動画を見てみましょう。





はじめは双方座った状態からです。膝に置いた手を相手に押さえてもらいます。
いつもやっている通り、腕の力で上げるのではなく、相手の重心の下にはいるように腕を伸ばします
さらに、相手を手刀で掬い上げるような感覚で、肘の上に乗せていきます。

姿勢をまっすぐ伸ばすことが肝心ですよ。

上手くいくと、相手の腰が浮いてきますので、倒したい方向に身体を向け、腕を伸ばしてください。そうすると、相手は体勢を崩して倒れていきます。
最初のころは、腕の力だけで振り回そうとしがちですが、それでは力を使う割に相手に伝わっていきません。
全身で、且つ、自分の身体の中心で操作するようにしましょう。



合気上げと受身の鍛錬1



受ける側は、横受身です。相手からの力に逆らわず、身体を丸くして転がりましょう。
直線的に床に身体を打ち付けないように、柔らかく着地する鍛錬です。
この受身は比較的簡単ですね。

合気上げの方は、文字で書くのは簡単ですが、なかなかこの通りに出来るものではありません。
ただ、出来ないからと言って投げやりにならないこと。稽古を続けていけば、少しづつ理解できるようになります。



合気上げと受身の鍛錬


とは言え、やはり座った状態からの合気上げは初心者には難しいものです。
次に、受け側が立った状態で行う「半座半立」で同じ動きを行ってみましょう。

こうすると、かなり楽に相手の重心の下に入ることが出来るのではないでしょうか?
特に、相手が体勢を崩している状態で手首をつかみに来ていることで、自分のお腹(丹田)に相手を乗せる感覚を体感し易いと思います。

受ける側は、今度は少し難しいですね。
前回り受身です。回転したい方向に足を差し出すと転がり易いですよ。
いたずらに恐怖心を持たずに、「丸~く丸~く」と頭の中で声を出しながらやってみましょう。

座れば合気上げが難しく、受ける側は簡単。立てば合気上げは簡単ですが、受身の難易度が上がります。


合気上げと受身の鍛錬3


こうした鍛錬を繰り返していくことで、大東流の基本がだんだんと身についてきます。
出来るようになった人も、基礎鍛錬と見くびらずに、真摯に取り組んでもらいたいと思います。

次の稽古でも、やってみましょう!





Posted on 2017/01/29 Sun. 10:04 [edit]

category: 両手捕

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tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  丹田  受身  手刀 
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其の百三十四、膝締  



東京稽古会動画ブログを御覧の皆さま、明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。

年明けから、本業の方がかなり忙しくなってきました。
可能な限り、定期的に更新していくつもりです。応援していただければ幸いです。

また、動画や稽古内容に関する質問なども、コメント欄やメールフォームを通じて受け付けています。
もし良ければ、ご利用ください。


膝締 2


さて、平成二十九年最初の動画は「膝締(ひざじめ)」
初伝一ヶ条の居捕の型になります。

さっそく動画を見てみましょう。





双方座った状態で行う「居捕」です。捕り手側は両手を捕られ、押さえられます。
この状態を打開するために、接点の手首を使って相手を崩していきます。

この時、動画では相手の手首を「持ち上げている」ように見えますが、そうではありません。
極端な言い方になりますが、相手の手首の下に重心を潜り込ませ、相手の腰を浮かせているんです。

この型の一番難しいところが、ここです。
「合気上」などの鍛錬で練り上げた、丹田の力、相手の重心の下に入る意識などが使われます。
過去記事「其の百二十八、肚で止める」 などを参考にしてください。


膝締 3


コツは、手首を使わずに、肘の上に乗せること自分の腰の位置を下げること、この二つです。胸を張り、正しい姿勢で行ってくださいね。
動画を何度も見て、研究してみましょう。

相手の腰が浮いた状態になったら、爪先で相手の水月(みぞおち)に当身を入れます。
当身を入れた足は、引かずに前に踏み込んだままにしておきましょう。
自分の重心も前にかけておきます。

さらに、小指側から締めるようにして相手の手首を握りこんでいきます。
ちょうど手刀を使って相手に斬りこんでいくような意識です。

親指と人差し指で力をこめて握ってしまいがちですが、そうするとまず例外なく脇が開いてしまいます。力が横に働いてしまうんですね。
そうすると、相手には手首に対する力しか伝わりません。つまり、身体には何も効いてこないんです。


膝締 1



そうではなく「相手の肩を詰める」ように手首をひねりこみます。縦方向に攻め込みましょう。
自分の手の甲を合わせるようにするとさらに効果的です。

こうなると相手は手首から腰までを完全に詰められて、身動きが取れません。

握った両手を膝に挟んで締め込み、肘を折るように手刀で当身を入れます。
本来古流では、両耳を打って鼓膜を破るものだったそうです。


膝締 4


相手を転がすように投げ倒して、残心。

一見複雑に見えますが、これまでやってきた「肚(丹田)の意識」、「小指の締め」など、基本動作の複合で出来る技です。

今年中の修得を目指して(?)やってみましょう!



Posted on 2017/01/07 Sat. 09:59 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

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