次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 11月23日(木・祝) 14時00分から16時00分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は3000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。



また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百五十八、はさむ 大東流合気柔術 東京稽古会  

前回の「小手返」では、拇指丘に小指を引っかけて攻める操作法を解説しました。

今回も同じように拇指丘を攻めて相手を制します。
ただ、「引っかける」のではなく、「はさむ」んですね。


はさむ1


「引っかける」も「はさむ」も、基本的な考え方は同じです。いかに力を入れずに操作することが出来るか。相手を崩すために必要なのは、そこです。

動画を見てください。





片手捕に捕ってきた相手の手首を、手刀で外側から斬りこむようにします。
前回(「其の百五十七、小手をとる」)で解説したように、小手先を回すのではなく、身体の向きを変えて全身の連動で操作するんでしたよね。

上手く連動できると、相手にしっかりと力が伝わります。
すると、相手の掌は親指が下を向いた状態になっているはずです。

自分の手刀は斬り下げているので、小指丘側(刃の方)が下を向いた状態です。

この時に、親指以外の四指で、相手の拇指丘を挟みます
握るのではないですよ。四指と拇指丘とで、文字通り「はさむ」んです。


はさむ2


そのまま、相手の肩を詰める方向に腕を伸ばしていきます。
相手の肘を逆にとる形になりますから、相手はたまらずつま先立ちになります。

最初の手刀で斬りこむタイミングで、相手の腕が伸びるように当身を入れておけば、より効果的に肘を伸ばすことが出来ます。

相手がつま先立ちになったら、あとは簡単です。
肩を押さえるようにして、投げ落としましょう。


はさむ4


ここで親指を使って握りこまないのは、力が入ってしまう(屈筋を使ってしまう)からではないかと僕自身は解釈しています。

屈筋=大きい筋肉を使うとどうしても力任せになってしまい、力の伝達効率が悪くなります。また、力任せになると相手の抵抗心を呼び起こしてしまいます。
そのために、主に小指側の筋力を使って「はさむ」操作を行うのではないかと。
正直に言えばこの辺り、私も確信があって書いているわけではありませんが。

自分の解釈に自信が持てるようになるまで…修行せねば!

Posted on 2017/10/24 Tue. 10:57 [edit]

category: 片手捕

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tag: 大東流  合気柔術  手刀  当身 
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其の百五十一、小指丘にかける 大東流合気柔術 東京稽古会  

片手を掴んできた相手を崩し制する動きです。
身体の使い方の修練として、やってみましょう。


キャプチャ小指丘にかける4


捕られた手を、ある部分に引っかけることで、相手の体勢を崩れやすくしていきます。

動画を見てください。





相手が手首を捕ってきます。
やや身体を外側に捌いて攻撃線を外します
同時に当身。相手の顔に腕を伸ばします。これは打撃を目的としたものではなくて、相手に身体を反らさせ、十分な体勢のままいさせないようにするためです。


小指丘にかける3


そうしながら、相手の手の外側手刀を回します。
そのまま手刀を振りかぶり、斬り下げます。
すると、自然に相手の掌の膨らんだ部分、小指の付け根のところに自分の手が当たります。


次に腕を伸ばすようにして、身体を開きます
相手の腕が一本になって自分の正面に来ますので、肘に空いている方の手刀を当てます。


小指丘にかける2


両手を斬り下ろすようにすると、相手は崩れます。
そのまま、地面に相手の肩、腕をピタリとくっつけるようにして、固め、制します。

ポイントは、手刀の動きと身体の動きを連動させることです。
相手の手首が自然と折れて、小指丘の膨らみに手刀を絡めることが出来たら成功です。


小指丘にかける①



捕られた手を意識しすぎると、手先を振り回してしまいがちです。
そうではなく、手刀はあくまでも縦に上下させるようにしてみてください。
自分の中心で使うんですね。

そうしながら、足、腰を使って身体の向きを変えます
すると、小手先で動かしていた時に崩れなかった相手が、あっさりと倒れてくれるようになりますよ。






Posted on 2017/08/08 Tue. 20:06 [edit]

category: 片手捕

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其の百四十六、剣を使う 大東流合気柔術  


相対稽古による鍛錬法です。

これまでにも何度か出てきましたが、大東流合気柔術剣の動きをもとにした武術です。様々な動きを、剣を使う意識で行うと、理解しやすくなります。


剣を使う4


今回行う鍛錬法も、手首を掴んできた相手の腕を剣に見立てることによって制していきます。

まずは、動画を見てみましょう。





お互いが座った状態で向き合います。
受け側が片手で手首を掴んできます。捕り手は相手の攻撃線を外すように外側に捌きながら、相手の腕を掴み返します。
更にもう片方の手で相手の掌を掴むのですが、この時に相手の手首から手の甲までを「刀の柄」だとイメージします。

両手で刀の柄を握るようにするんですね。
先ほども言いましたが、相手の腕は刀だと意識するんです。肩口が剣の切っ先です。
小指から絞るように握りこみ、正眼(中段)に構えます。


剣を使う3


更に剣を擦り上げるように立てます。
すると相手は肘が垂直に立ち上げられ、腰が浮きます。
続いて膝行して、身体の中心で斬り下ろすと、相手は肩から崩れてしまいます。

さあ、やってみてください。最初はなかなかうまくいきませんね。

一生懸命握って振り回しても、思ったように相手が動いてくれないので、ますます力一杯握りしめてしまうんではないでしょうか?
上手くできない最大の原因は、「力をこめて握る」ことです。


剣を使う2


少し、考え方を変えてみましょう。
皆さんが木刀なり、何かの棒を振るときに、どのくらいの強さでその棒を持ちますか?
棒そのものをうまく扱うためには、握った手にはそれほど力を入れていないはずです。
試しにその辺にある箒でもゴルフクラブでも何でも振ってみてください。
持ち手は軽く保持するくらいの方がスムーズに振れます。

これを、人間を相手にしてやってみるんです。
人の腕を剣に見立てる。これには意識の変換が必要です。
相手を痛めつけよう、崩し倒してやろうと思い過ぎず、ただ剣を正しく構え、振るように自分の動きを練り上げていきます。


剣を使う 1


相対稽古でこの鍛錬法を行うのには、そうした「意識の変換」の訓練という側面もあるんですね。
次回も、この鍛錬法について研究してみましょう!


Posted on 2017/06/15 Thu. 20:12 [edit]

category: 片手捕

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其の百四十四、中心に上げる 大東流合気柔術  

前回の「其の百四十三、粘着させる」http://daitouryu.blog.fc2.com/blog-entry-147.htmlでやったことを、技を変えて行います。

今度は手首を掴んできた相手の手首に絡みついて崩す手刀詰」です。
この技を行うために必須となる身体操作を解説していきます。

動画を見てください。





受け手が捕り手の片方の手首を掴む、片手捕から始めます。
手刀詰は、相手の手首に自分の手刀を絡めるようにして斬りおとします。
手刀を絡めることで、相手の肘、肩を固定して、自分の力を無理なく相手に伝えるところが重要なんですが、なかなかそれが上手くいきません。

前回の「粘着させる」でも触れましたが、絡める動作というのは力づくでは出来ません。
ではどうするかというと、全身の力を使うんですね。


中心に上げる2


具体的には、自分の中心で操作することによって、足から腰にかけての力を相手に伝えていくんです。
これが、肩から腕、いわゆる小手先の力で操作すると、どうしても力任せになってしまいます。

これは私なりの理論ですが、力の発信源を相手から離すことで、相手は抵抗する目標を失ってしまうのではないかと考えています。
手首を握られた場合、接点(手首)から力を発揮するのではなく、そこからなるべく遠い場所、つまり腰や足から発した力を伝えると、相手をスムーズに崩していくことが出来ます。


中心に上げる3


相手の攻撃線を捌いて外し、指をしっかりと張って手刀を作ります。
刀を擦り上げるようにして、自分の目の前に手刀を持ち上げましょう。
この時に肘の使い方に注してください。「手刀を持ち上げる」という表現から、手首で相手を持ち上げてしまいがちですが、そうではなく、肘から動かしていく意識を持ってみてください。
これも「力の発信源を相手から離す」理論(?)の一環です。

どうですか?
自分の中心で手刀を操作できれば、相手の手が切れる(外れる)ことなく、粘着するように相手がくっついてきているはずです。


中心に上げる4


また、これも前回解説したことと重なりますが、手刀は横に回転させてはいけません
縦に操作する意識を持ってくださいね。横に回すと、必ず相手は手を離してしまいます。

全身の力を使うために、身体の中心で操作する。言葉でまとめると簡単なようですがこれがなかなか出来ないんです。
ここから派生して、「連動」や「重心」などの意識も必要になってきます。そしてこれらは別々に修行するというよりは、常に渾然一体(こんぜんいったい)となって稽古するべきものなんですね。


中心に上げる1


東京稽古会では、こうした大東流合気柔術の核となる基本の身体操作法を、様々な形で修得していく稽古を行っています。
興味のある人は、一緒にやってみませんか?



Posted on 2017/05/22 Mon. 18:16 [edit]

category: 片手捕

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其の百四十二、捕らせる  



相手が攻撃の意思を持って手首をつかんできたら、皆さんはどうしますか?
たいていの場合は、振りほどくか、身体ごと引っ張って掴んだ手を離そうとするのではないでしょうか。


捕らせる4


大東流では、振りほどいたりひっぱたりせず、逆にその接点を利用して相手の身体の自由を奪おうと考えます。

動画を見てください。





片手を掴んで来た相手に対して、手のひらを開きます
この力加減ですが、強く開くのではなく、指を柔らかく伸ばすようにして手の内を「張る」ような感覚です。

相手はこちらの手を封じようとしてくるわけですから、当然強く握ってきます。
そこに対抗するのではなく、むしろその力を迎え入れるように自分の手の甲を相手の掌にくっつけるようにしてみましょう。

言葉で聞くと一体何のことを言ってるのかわからないですよね。
ここからは実際に誰かに手首を握ってもらった方が分かり易いかもしれません。


捕らせる2


手の甲を相手の掌にくっつけると言いましたが、どこにくっつけてもいいわけではありません。
具体的には相手の拇指丘と小指丘の膨らんでいる部分に密着させます。

肘の辺りで自分の腕を軽く握って見てください。上腕の方から手首に向かって握った手を滑らせて来ると、自然に引っかかるところがあるのが分かると思います。
そこが、密着させる部分です。

不思議なもので、ここを攻められると、握っている側は手を離せなくなります。


捕らせる1



さて、密着させたら相手の肘を突き上げるように、手を操作します。
手を軽く開き、指を柔らかく伸ばしています。そう、手刀の形になっていますね。

手刀は、手首のところで曲げてはいけません。刀は真っすぐでしょ。
そのイメージを持ってください。

さっき、相手の肘を操作すると言いましたが、それにはコツがあります。
相手の肘と自分の肘を一直線にしてみてください。
手刀で、相手の体を擦り上げるようにして振りかぶります。

上手くいかないときは、腕だけ(肩から先)で手刀を動かしていることが多いです。
刀を操作するように、自分の中心で手刀を使うように心がけてみてください。
脇を締めて、膝の延長線上に手刀を乗せるイメージを持つと、感覚が掴みやすくなりますよ。


捕らせる5


最後は三カ条の形に極めて、終了です。
相手は爪先立ちになって、身体の自由を奪われた状態です。
初めは攻撃を仕掛けてきた相手を、無理なく制して形勢逆転です。

実際にここまで出来るかどうかは、稽古次第ですけどね。
東京稽古会で、体験してみませんか?



Posted on 2017/04/20 Thu. 09:39 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

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