次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 6月17日(日) 12時半から14時半まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は2000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。

 

また、7月8日(日)にも本稽古を行います。自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百八十八、真ん中でとる 大東流合気柔術 東京稽古会  


相手との接点は、自分の中心で操作するということを、これまでにも何度も繰り返して稽古してきました。


真ん中でとる4


古武術の身体操作は自転車に乗ることと似ていて、一度覚えてしまうと何度でも同じように出来るようになります。

とはいえ、習得するのはかなり難しいんですが。

動画を見てみましょう。





相手に手首を握られます。片手捕です。

外側から手刀を操作して自分の顔の前で手刀を構えます。
このときに、手先だけで操作しないことが大事なんでしたよね。
常に身体の真ん中に相手の接点を置き続けるようにします。

正しい動きが出来ていれば、相手の肘が曲がり、腰が崩れた状態になっているはずです。そのまま手刀を斬り払うようにして相手の腕を伸ばしましょう。


真ん中でとる3


すると、相手の肘が同じように自分の真ん中に来ているはずです。
そこを、もう片方の手刀で斬り落として、固めます。

手先だけで操作しないということを、このブログでも何度書いたかわかりませんが、常に言い続けていますよね。


真ん中でとる2


そのために自分の真ん中、力が発揮できるところで動かすというのが大東流の身体の使い方なのですが、このときにもう一つ意識していてほしいことがあるんです。


真ん中でとる1


それは肩の力を抜き、出来るだけ脱力した状態で操作することです。
動画のなかにも出てきていますよね。
ただダラ~ンと力を抜くのではなく、「芯を張った」状態で脱力します。


真ん中でとる


前回の「其の百八十七、固定する」でも同じような内容を解説しました。
もう一度、併せて読んでみてください。




Posted on 2018/06/08 Fri. 11:50 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  手刀  姿勢  中心  古武術  合気柔術 
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其の百八十六、引き込む 大東流合気柔術 東京稽古会  


手を捕って、肘関節を極めて制する身体操作です。


引き込む1


見慣れない動きのようですが、やっていることはこれまでに何度も稽古してきた技と同じですよ。

動画を見てください。





相手が片手を掴んできます。
ここで、とられた接点を引っ張らず、また押し返さず、「止めます」。

そのまま相手の横に並ぶように入身しましょう。
この時、相手の肘の状態はどうなっていますか?接点を自分の中心で操作すること、また自分の手刀を活かしていれば、肘は伸びているはずです。
手刀相手を攻める意識が大事です。


引き込む3


続いて空いている方の手で相手の手の甲を挟むようにして捕ります。
親指が相手の拇指丘に、小指を含む四指が相手の薬指の付け根辺りに当たっているでしょうか?
この形で捕ることによって、相手の小手から肘には強くロックがかかります。

どこかで見た形ですよね…そう、小手返の捕り方です。
これで、相手は腕を極められて動けなくなります。


引き込む4


この時に小手返しにとることに固執しがちですが、あくまでも手刀を使っている意識を忘れてはいけませんよ。
手首が曲がったり、姿勢を崩して相手の手の甲ばかりを見ているようでは技になりません。

剣の理合い」を思い出しましょう。刀を使うように、自分の腕をしっかりと伸ばし、操作してください。
そうすることで、無理なく相手に力を伝えられます。

さらに相手の腕を脇にはさむようにして、固めて下さい。


引き込む5


正確な位置で小手返しにとることはもちろん必要ですが、そこにばかりこだわっていると、動きが小さくなってしまいます。
足の捌き、手刀の使い、全身を連動させる中で、小手返しのディテールも活かせるようにしていきましょう!

そのためには、稽古、稽古。繰り返しが大事ですよ。

Posted on 2018/05/24 Thu. 16:55 [edit]

category: 片手捕

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tag: 姿勢  連動  入身  小手返  手刀  剣の理合 
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其の百七十六、親指を攻める 大東流合気柔術東京稽古会  

相手が手首を握ってくるのを、逆に相手の小手を捕って制します。
これまでに何度もやってきたおなじみの技、小手返です。


親指を攻める1


この時、相手の攻撃が片手捕(相対した側の手でつかむ)と交叉捕(握手をするようにつかむ)と2パターン想定されるのですが、どちらの場合にも同じ考え方を使って制していきます。

それが、今回取り上げる「親指を攻める」です。

動画を見てみましょう。





最初は片手捕。相手が片方の手首を掴んできます。
その手を外そうとしてはいけません。相手に掴ませたまま、自分の方に引き込みます。
手首で引っ張りこむのではなく、肘を前に出す要領です。

すると、相手の手首が自分の目の前に来ますので、もう片方の手を合わせるようにして小指から絡めとります。

この時に掴むのが、相手の親指です。実際には親指の付け根から掌底にかけてのふくらみ、いわゆる拇指丘ですね。そこを攻めていきます。さらに掴まれた腕も同時に使って相手の親指を攻めていきましょう。

動画でも言っているように小手先ではなく、身体の捌きと連動させて攻めることがポイントです。
相手が崩れたら、手刀で斬り落として、固めます。


親指を攻める2


さて、今度は交叉捕です。
片手捕の時と同じように相手の攻撃を引き込むように受けます。
さらに身体を捌きつつ、もう片方の手を添わせるようにして相手の手を捕りましょう。
この時、掴むところはまたしても相手の拇指丘です。
片手捕の時は逆方向、交叉捕の時は同方向に添わせるようにと、手の向きこそ違いますが、親指の付け根を攻めるというポイントは変わりません


親指を攻める4


「攻める」という言葉が力いっぱい痛めつけるという風なニュアンスを与えるかもしれませんが、指先そのものはさほど力を入れない方が有効です。
むしろしっかり小指を絡めて、親指と小指側とで「はさむ」ような感覚で握ってみてください。親指の位置は薬指と小指の付け根辺りがベストです。


親指を攻める3


こうして親指を攻める位置をきちんと取れたら、相手の崩れ方が変わってきますよ。
稽古会でも繰り返して鍛錬していきましょう。





Posted on 2018/03/15 Thu. 19:19 [edit]

category: 片手捕

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tag: 手刀  連動  大東流  合気柔術 
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其の百七十五、突きこむ 大東流合気柔術東京稽古会  

今回は、「力を作用させる」ということに視点をおいて、身体操法の解説をしていきます。
この「力の作用」で相手との接点を制し、身体全体を崩していきます


突きこむ1


普通に考えれば、相手に強い力を与えることでその結果を得ようというのが自然ですが、大東流合気柔術ではそういう思考法はとりません。

動画を見てください。





相手が片方の手首を掴んできます。
いつも言うように、これは次の攻撃のための準備のようなものです。
つまり、もう片方の手で突くなり、斬るなり、別の攻撃を意図していると考えないといけません。

そのために攻撃線を外す捌きを入れます。
同時に手刀を使って相手の拇指丘に斬りこみましょう。手刀は縦に使うことが肝心ですよ。


突きこむ3


手刀で斬りこむことで、相手の手首が掌に入ってきますので、素直に握りこみましょう。
この時、両手で相手の小手を捕ります。ちょうど刀を中段に構えるような要領ですね。
そのまま、身体全体で突きこむように前に出ます。

先ほど言った通り、相手の二次攻撃を警戒しなければいけませんから、突きこむ方向は相手の自由な腕を封じる方向となります。
この操作で、相手は大きく崩れるはずです。


突きこむ2


さて、ここからの操作が「力の作用」に関わります。
今、相手の小手を刀の柄に見立てて両手で握っています。
柄の延長上には相手の肘があります。この肘を床につけていくように操作するんです。

まさに刀で斬り下げるようなイメージですが、この時、手前の手を支点にして、奥の手の方のみを動かす意識で操作します。
この時、腕力はさほど必要としません。むしろ、両手の力のバランスの違いの方が重要です。ちょうど、刀を振るときのように。
相手の小手(橈骨と尺骨で構成され部分)には関節がありませんから、この「てこ」のような使い方が相手に大きな力となって伝わるんですね。


突きこむ4


これも大東流の基本原理である剣の理合い」の一つです。
非常にわかりやすい動きですので、何度も繰り返して稽古することをお勧めします!

Posted on 2018/03/08 Thu. 19:10 [edit]

category: 片手捕

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tag: 大東流  合気柔術  手刀  攻撃線  剣の理合 
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其の百七十四、絞る 大東流合気柔術東京稽古会  

目の前で見た手本を、自分なりに試行錯誤しながらやってみる。
これはすなわち、視覚情報を自分の動きとして変換するプロセスですね。

大東流合気柔術の稽古には、こうした思考回路を開発する効用もあります。


絞る2


稽古では視覚情報と、言葉による技の説明を複合させて身体の動きに置き換えて行きます。
このブログでは文章による解説も加えて、多角的に身体操作を解析出来るように試みてもいます。

ただ、そうした言葉や文字の補助を一度取っ払って、目で見たものだけで何とか技を構築してみるのも、重要な鍛錬法です。
これを「見取り稽古」と言います。

では、動画を見てみましょう。





双方が座って行う、居捕です。
片手捕に来た相手の腕を制し、倒し、固めます。

身体の捌きで攻撃線を外し中心の力で手首を捕ったのち、肘を突きあげ、剣の理合で制します。
肩を膝で押さえて、腕を逆に取り、固めます。


絞る1


便宜上、このように文章で動きの説明を行いましたが、今回に限ってはこうした文字や言語による情報を一旦遮断したうえで稽古に臨んでみてください。

…どうですか?
試行錯誤の度合いが普段と違う、と感じませんでしたか?
こうした稽古は、これまでに公開した動画を利用しても、簡単に出来ます。
動画の音をミュートして、動きそのものを模倣してみるんです。


絞る3


事前情報なしに身体を動かすことで、自分自身に由来する神経回路がひらかれると言えばいいでしょうか?
東京稽古会では、こういう試みにも取り組んでいます。

興味のある方、お問い合わせはメールフォームでどうぞ!


Posted on 2018/03/01 Thu. 09:52 [edit]

category: 片手捕

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tag: 大東流  合気柔術  剣の理合  攻撃線  中心 
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