次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 6月18日(日) 15時30分から17時30分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は3000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。



また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百四十三、粘着させる 大東流合気柔術  



正面打ちに来た相手の肘を制して、崩し固める。これが一本捕でしたよね。

東京稽古会では繰り返し取り上げ、修練してきた技です。
今回はこの一本捕のやり方を少し変えて、大東流合気柔術ならではの身体操作法の鍛錬をしてみましょう。


粘着させる2


まずは動画を見てみます。





初めは一本捕とまったく同じです。
打ち込んできた相手の攻撃線を外します。外側に足を捌いて身体を移動させましょう。
手刀で相手の打ち込みを受けます。押し返すのではなく、掬い上げるような意識です。

ほぼ同時に相手の肘をつかみます。これも力づくではなく、やや下から入るように心がけてください。

次に、相手の打ち込んできた腕を、斬り下げます。
腕だけで操作しないでくださいね。身体の中心で、手刀を使いましょう。


粘着させる4


本来、一本捕ではこの段階で相手を崩し切ってしまいますが、ここでは斬り落とした腕を掬い上げるように手刀に引っかけて、相手の肘を吊り上げます。

手首を柔らかく使って、手刀を相手の腕に粘着させます。少し難しいですね。

二つのことを意識しながら稽古してください。

一つ目は、手刀を自分の中心で使うこと。
最初は何とか相手の手首に絡めようとして、自分の手を回すように、横方向に回転させてしまいがちです。
そうすると、小手先で操作することになってしまい、相手は思ったようについてきてくれません。


粘着させる


手刀を自分の中心で真っすぐ縦に斬り落として、真っすぐ縦に斬り上げます。
先生の手本でも、一見すると腕を横に回しているように見えますが、腕の動きと連動して、身体の向きを変えているんです。
じっくり見ると、手刀を一貫して縦に操作していることが、分かると思います。

二つ目は手刀の「張り」を意識することです。
指をしっかりと開いて、のびやかに手刀を形成してみてください。
特に親指は重要です。指先を引き上げるように、しっかりと立ててみましょう。

外国人が「good」みたいなジェスチュアで親指を立てますよね。あの感じです。
そうすることで相手の腕への密着度が増していきます

この二つの意識を並行して操作すると、上手くいくと思います。


粘着させる3


相手に絡みつき、粘着するというのは大東流の身体操作の中に様々な形で登場してきます。
更にいうならば相手との接点に均等に力を加えること、肘の使い方、棒立ちになるのではなく、重心を低く構えること、などなど沢山克服するポイントがあります。

まだまだ奥行きは深いですが、まずは一歩ずつ、修行していきましょう!


Posted on 2017/05/03 Wed. 18:03 [edit]

category: 正面打

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tag: 大東流  姿勢  古武術  手刀  正面打  一本捕  合気柔術 
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其の百二十、攻撃線を外す 大東流合気柔術 東京稽古会  



単純な考え方が、最も重要だということは良くあります。
今回の身体操作法(と言うよりも動き方と言った方がいいでしょうか)も、
そんなことの一つです。


攻撃線を外す3


双方立合で正面打ちからの小手返しという技を行いますが、大事なのはその技の始まりの部分です。
今回は、そこを中心に解説していきますね。

動画を見てください。





相手が正面打ちで攻撃してきます。
こちらはその打ち込みに対して、手刀で迎えうち、攻撃を止めます。

相手の手刀は、自分の脳天から腰までを両断しようという意図のもとに真っ直ぐ打ち下ろされます。
いわば、攻撃が直線的に向かってくるわけです。
これを相手の「攻撃線」といいます。


攻撃線を外す


一方、それを受ける側は、その攻撃線状にとどまっていては、いかに受け止めているとは言っても、不利な状態に居続けることになります。
そこで、相手の攻撃を受けると同時に、自分の位置をずらします
足を捌き、身体全体を動かすんです。

相手の攻撃を受け止めている手刀は、動かしてはダメです。
ここが最重要ポイントです。
手だけで、相手を動かそうと思ってはいけません


攻撃線を外す4


繰り返して言います。
足捌きを使って、身体全体を動かしましょう
自分の手刀の位置は、動く前と後で変わっていません
動画をよく見てくださいね。自分の身体の中心線上から動いてません。

この操作で、攻撃してきた側は、自分の発した力が相手にコントロールされているように感じてしまうんです。

さて、攻撃線を外して、自分が有利な位置に立ったら、受けた手刀を斬り落とすようにして、相手の拇指丘を小指から握りこみます。小手返しですね。
さらに相手の側面に踏み込みながら、相手の手の甲に手刀をあてて斬り落とします。
小手を捕られ、抵抗できなくなった相手は倒れるしかありません。


攻撃線を外す2


きわめて武術的な思考法と言えるのではないでしょうか?



Posted on 2016/09/09 Fri. 09:14 [edit]

category: 正面打

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其の百十九、小手から崩す 大東流合気柔術 東京稽古会  

相手の正面打ちを捌きながら受け、小手を捕って崩し倒す技です。
前回使った、小指から握りこんでいく身体操作が応用されます。(「其の百十八、小指から崩す」)

いわゆる「居捕 小手返の型です。
相手の攻撃は中段突きでも、片手捕で行うこともあります。


小手から崩す5


動画を見てみましょう。





相手が打ってくるところを捌いて受けます。
そのまま、相手の打撃を止めるのではなく、受け流すようにして手を添え、小指丘に小指を絡みつかせるようにして握りこみます。

力任せに捕りに行かず、相手の攻撃の方向に同化するように操作するのがコツです。

小指から握る操作は、そうした「力任せにしない動き」をする際に非常に有効的です。
これは実際に相手の手を捕ることで修練するしかありません。
しっかり意識しながらやってみましょう。


小手から崩す3


さて、小指から搦める様に握りこみました。
親指は相手の手の甲、薬指と小指の付け根のところにつけます。

そして相手の側面に並ぶように膝を進め、刀で斬りこむように相手の小手を斬り落とします。
「小手を斬り落とす」と書きましたが、実際にはそれだけでは全く相手は動じません

つまり、小手だけを動かそうとしても、両膝を地面につけている相手は、ただ手を押し込まれているようにしか感じないんです。

大事なことは、小手を操作することで、肩~腰のラインを崩していくことです。
そのためには小手だけではなく、相手の肘を地面につけていく意識が必要です。


小手から崩す4


さらに、相手の背後に向けて斬りこむことが大事です。
よくやってしまうのが、相手から離れる方向に向けて斬り落としてしまうこと。
これでは、相手の中心(腰)には全く力が届きません。

結果、相手はノーリアクションに近い感じでただ座っているだけ、という哀しい状態になるんですね。


小手から崩す1


でもメゲないでください。
恥ずかしい想いを重ねて、ひとはきっと大人になっていくものですから。



Posted on 2016/09/02 Fri. 08:55 [edit]

category: 正面打

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其の百八、ずらす 大東流合気柔術 東京稽古会  

十字受けで中心で相手を受け止めたら、次はその接点を活かして相手を崩す操作を行います。


ずらす


それが今回の「ずらす」動きです。
一本捕を例にとって解説します。

まずは動画を見てください。





交差させた腕で相手の正面打ちを受けます。
しっかりと中心でとらえることで、相手の体重が自分の丹田にかかっていることが感じられると思います。

片方の腕を外し、相手の肘につけます。
一本捕で相手の肘を制するときの要領です。
相手の腕を押し返したり、押し負けたりせずに、受け止めたときのバランスを維持してください。


ずらす3


次に、その形を保ったまま身体を開きます
この時、陥りやすいのが接点を引っ張ること。小手先の動きになってしまって、相手の腕にしか力が伝わりません。

足、腰、腕を連動させて、接点にかかっている力をのせたまま、身体を開くことで、相手の全身を崩すことが出来ます。
両手で相手の腕を斬り落とすようにすると・・・一本捕がきれいに決まりました。


ずらす2


「十字受け」から「ずらす」。
この一連の身体操作は、相手の力をしっかりと捉えて、それを自分の思う方向に誘導するための訓練です。

感覚を研ぎ澄ませて、相手の力を感じてみてください。

Posted on 2016/06/11 Sat. 09:52 [edit]

category: 正面打

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其の百七、十字受 大東流合気柔術 東京稽古会  

相手の攻撃を自分の中心で受けるための修練法です。


十字受け2


動画を見ましょう。





自分の目の前で両手を交差します。
すると、両腕の交点はほぼ自分の真正面に来ます。

これで相手の正面打ちを受ければ、自分の中心で攻撃を受けられます。

ただ、これは正面から見たときの話。
横から見たときに、前傾していたり、後ろに体が反っていてはいけません


十字受け6


腰の上に上半身が真っ直ぐ乗っている状態が、正しい姿勢でした。
(「其の二、立ち方」「其の三十四、中心 」
これは、自分の頭のてっぺんが上空から糸で釣り下げられている状態を想像してもらえれば分かりやすいかと思います。
あるいは紙コップを頭の上に乗せて、落とさずに歩く、あの姿勢です。
「其の六十八、膝行(しっこう)」) 


十字受け5


その状態で十字受けをすれば、相手の攻撃を自分の一番強いところで受け止めることになります。

この基本動作をくり返し訓練することで、片手で受けても、動きながら受けても、体勢がくずれていても中心で相手をとらえられるようになります。


十字受け4


地味ですが、効果的な訓練です。


Posted on 2016/06/06 Mon. 09:56 [edit]

category: 正面打

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