次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 6月17日(日) 12時半から14時半まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は2000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。

 

また、7月8日(日)にも本稽古を行います。自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百七十七、手首を伸ばす 大東流合気柔術 東京稽古会  



東京稽古会では稽古の初めに必ず基礎鍛錬というものを行います。
一般のスポーツなどで言うところの準備運動のようなものですが、身体を曲げたり伸ばしたりするなかにも、大東流合気柔術独特の術理がこめられています。

ですから、単純な準備体操というわけではないんですね。
真剣にやれば、それだけでも十分な身体操法の稽古になる鍛錬です。


手首を伸ばす1


今回行う基礎鍛錬も、いつもは単独で行っている操作なのですが、二人が相対して型稽古の要領で技をかけあっていきます。

動画を見てください。





お互いが座って向かい合います。居捕(いどり)ですね。
相手が手首を掴んで来るところを、かわしながら逆に相手の手首を捕ります。
これを掛け手といいます。

掛け手」をすることによって、相手の重心を前のめりにさせます
この時点で相手はもう崩れているんですね。


手首を伸ばす2


掛け手」は少し難しいですが、実は、ここが出来ればあとは割と簡単なんです。
小指を締めるようにして相手の手首を捕り、刀を立てる要領で相手の腕を操作します。
そうして相手の肩を詰めたら、今度はまっすぐ前に刀を突き出すようにして相手の手を交差させます。

この時に、手首や小手先の力で相手を動かそうとしては上手くいきません。
しっかりと重心の移動を使って、身体全体で自分の中心から動かす意識を持ってください。
相手の腰を浮かせることが出来れば、正しい身体の使い方が出来ていますよ。


手首を伸ばす3


こうしたことは、常に稽古の中で言われていることですよね。
基礎鍛錬の中には、そうした根本術理が豊富に含まれています。
準備運動としてやるか、基礎力をパワーアップさせる鍛錬として位置付けるのか?
そのあたりで、大きな差が出てきますよ。


手首を伸ばす4


後は動けなくなった相手の掌を捕って「小手返」。倒したところで小指丘を挟んで持ち替え、膝を使って相手をひっくり返して「逆腕捕」。
相手の手首をゆっくりと伸ばしてあげてください。受ける側も、ガチガチに固まらず、リラックスしてストレッチをするような意識で受けを取ることが大事ですよ。
受け方を知ることで、怪我の防止にもつながりますから。

Posted on 2018/03/22 Thu. 17:58 [edit]

category: 両手捕

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tag: 大東流  合気柔術  中心  重心  居捕  体重移動  掛け手  姿勢  手刀  からだ 
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其の百六十五、抜手捕 大東流合気柔術 東京稽古会  


今回も居捕です。
両手を捕られた状態から相手を崩し、最後は逆腕捕のかたちで制していきます。

最初に相手が掴んでいる手を外すのですが、これは自分の手首でも訓練出来るのでやってみましょう。
手解き(てほどき)というれっきとした技術です。


抜手捕2


まずは右手で左手首を強く握ってみてください。
その状態で一所懸命に左手を外そうと思ってもなかなか外れませんね。
そこで、左手を少し回転させて、小指側(尺骨)を右手の親指と人差し指の隙間に合わせます
そのまま、左腕を水平に開くようにして伸ばすと…あっけなく外れましたね。

この抜手捕では、小指側ではなく親指側を使いますが、相手の掴み手の切れ目に小指側か親指側を合わせ、肘を伸ばすか曲げるかすると、比較的簡単に切ることが出来ます。

簡単な護身術として覚えておいてくださいね。

前置きが長くなってしまいました。
動画を見ましょう。





両手を捕られたところで、脇を締め、相手に向けて指を立てます。
手刀相手の喉元を突くようなイメージを持つとよいでしょう。

やや身体をずらすようにして、片手を突き出します。
先ほどの要領で抜手を行い、手が外れると同時に、首筋に手刀当身を打ちます

この時、手だけで打っては効果がありません。
しっかりと膝を立てて踏み込んでください。

さらに同時に、相手が掴んでいる手を上方に伸ばし、親指で相手の肩を突くように攻めます。


抜手捕1


ここまでの動作を一挙に行うことで相手を崩します。

ただ、慌ててはいけませんよ。
重要なことは、踏み込む方向、当身を打つ方向、さらに掴まれている腕を制する方向が一致することです。
両手と踏み込んだ膝、つま先の方向が一直線上に乗っていることを意識してください。


抜手捕3

ここまで来たら、逆腕捕にとって制していきます。
攻め手をゆるめずに、しっかりと全身で押さえましょう。

前回(「其の百六十四、居捕逆腕捕」)同様、重心の掛け方で技の成否が決まります。
少しづつでもいいですから、継続して稽古を積みたいですね。

Posted on 2017/12/21 Thu. 10:47 [edit]

category: 両手捕

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tag: 姿勢  手刀  重心  当身  居捕 
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其の百六十四、居捕逆腕捕 大東合気柔術 東京稽古会  

居捕の逆腕捕。これも何度か取り上げた型です。

同じ型を稽古しても、その時々によって意識するポイントが異なるのが、古武術の面白いところです。


居捕逆腕捕1


相手の攻撃の仕方や強さ、または身体的特徴によっても、こちらの対処法が変わってきます。
出来るだけ多くの引き出し(対処法)を身につけておくと技に深みが出てきますよ。

今回は身体を「適切な位置に動かす」ことの重要性について書いてみたいと思います。
動画を見てみましょう。





双方座って技を行います。受け手の攻撃は胸捕です。

この時に、胸を掴んできた相手のもう一方の手を警戒してください。
相手は必ず攻撃してくるという意識が大切です。
実際に、相手に模擬短刀などを持ってもらって稽古するといいかもしれません。

相手のもう片方の手からの攻撃を受けないようにするためには、そのままの位置に留まっていてはダメです。


居捕逆腕捕2


自分の正面に手刀を擦り上げるようにして、相手の肘に手を当てます。
同時に身体をやや外に移動しながら相手の肩を詰めるように踏み込みます

と、実際にやってみると感じることですが、
正座をしているので、立っている時よりは身体を自由に動かしにくいですね。
そこで、相手の外側に重心をかけつつ、膝を前に進めるようにしてみましょう。

この時、膝に重心がかかっていますね。
上半身で相手を押し込もうとしては力が伝わりませんよ。
正しい姿勢で自分の中心からまっすぐに相手に力を向けてください。


居捕逆腕捕3


さらに、相手の中心に当身を打ちながら大きく踏み込みます。
中心と言いましたが、胸を掴んでいない方の肩に向かって踏み込むようなイメージでもいいでしょう。
これで、相手の攻撃は完全に無効化されます

初心者ほど大きく足を動かしがちですが、稽古を積めば、ほんの少し重心を移動させるだけで、相手を制することが出来ます。
自由に動きにくい居捕では、特にその効果がはっきりと表れますよ。


Posted on 2017/12/15 Fri. 10:44 [edit]

category: 胸捕

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tag: 手刀  姿勢  古武術  中心  居捕  連動  重心 
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其の百六十、肘を制する(肘返) 大東流合気柔術 東京稽古会  

「肘を制する」身体操作法で型を解説するシリーズの二回目は「肘返」です。

前回(「其の百五十九、肘を制する(逆腕捕)」は胸を掴んできた相手の肘を伸ばすことで逆関節にとって制する考え方でした。


肘を制する(肘返し)1


肘返は、それに加えてさらに、自分の思うところに肘を持ってくる(連れてくる)ことで技をかけていきます。

動画を見てみましょう。





双方が座って技を行います。居捕(いどり)ですね。
受け手側の攻撃は胸捕です。
胸倉を掴んできた相手の手首を、親指の付け根で引きつけるようにして、自分の胸に密着させます。

この接点を通じて、相手の肘に力を伝えていくんですね。

まずは相手の肘を伸ばします。親指で引きつけながら、身体を相手の外側に捌きます。前回の逆腕捕では肘に当てた手の角度を変えることでこの操作を行いました。
今回は手首に当てた胸と親指の二点で同じことをしなければなりません。
少し難易度が高いですね。


肘を制する(肘返し)3


身体の角度を変えて、相手の肘が曲がらない方向に力を加えます。さらにやや下から角度をつけて捌くことで、相手の肩を詰めるようにしましょう。
相手の自由な方の手からの攻撃を警戒してください。
ここで当身を入れます。そのまま、当身を打った手を相手の肘にあてがいます。

次に、自分の正面に相手の肘を持ってこなければなりません。
この時、相手の肘にあてた手で強引に持ってこようとしがちですが、これは、力任せの悪手です。

そうではなく、ここでも、胸と親指で挟んだ接点を使うことを意識してください。
具体的には、その接点を使って相手の肘の先端を動かしていくイメージをもつと分かり易いですよ。
今度は、肘の可動域で言えば「曲がる方」に動かす訳ですからやや簡単です。

相手の肘が自分の正面に来たら、肘にロックをかけ、転換して投げます。


肘を制する(肘返し)2


「肘返」どうでしたか?
「伸ばす」と「曲げる」。両方を使って肘を制していきました。

次回は「裏落」です。

Posted on 2017/11/12 Sun. 09:16 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 当身  転換  居捕 
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其の九十二、居捕手刀詰 大東流合気柔術 東京稽古会  

これも何回かこのブログに登場した手刀詰です。
今回は双方が座って行う「居捕」です。

早速ですが動画を見ましょう。




手刀詰は相手の手首を掴まれるところから始めます。
立ってやる場合のポイントは姿勢を正しく保つ」「其の二十九、手首の鍛錬(一)」)、それから「力を抜く」「其の三十、手首の鍛錬(二)」)でしたね。

また、相手の手首を乗り越えるように斬り込む「其の七十四、乗りこえる」)というのもありました。


居捕手刀詰3


上のポイントは、居捕の場合も同じです。

前屈みになったり、力づくで手首を痛めつけてやろうとしても上手くいきません。
押さえつけるようにするのではなく、手刀を伸ばすようにして相手の中心に斬りこみましょう。


居捕手刀詰5


居捕の場合、立合と違うのは、お互いが座っていることです。
相手も動きにくいのですが、自分もそう自由に動けるわけではありません。
その場で動かずに技を行うのは、武術の世界では「居つく」と言って良くないこととされてます。


居捕手刀詰7


そこで、車倒の解説で出てきた「体重移動」が重要になるんです。
動画の先生の動きをよく見ればわかるように、腕の動きに合わせて右に左に重心を移しています

手刀詰めは手首の鍛錬として今後も取り入れて行きます。
稽古の中で、重心の移動を意識してみてください。

居捕手刀詰4


もう一つ、この技の目的は相手の手首を痛めるためではない、ということが重要です。
最初のころはそう勘違いしやすいんですが。

そうではなく、手首から肘、肩を詰めていって最終的に相手の体の中心に力を伝える(攻め込む)必要があります。

相手の腕を一旦伸ばし、次に肘を曲げさせます。
これも、力づくでやろうとするとダメです。
相手の抵抗を受けてしまって難しいんです。


居捕手刀詰6


ではどうするか?
自分の肘を使って相手の親指を攻めます
動画にも少しだけ出てきてますよね。ああいう風にやります。

その動きと、体重移動を同時に行うことで、相手の腕を詰めていきます。
書いていることがちゃんと伝わっているか心配ですが・・・。

稽古に来てくれたら、もっと丁寧に説明します!


Posted on 2016/03/27 Sun. 10:22 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

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