次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 3月11日(日) 11時から13時まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は2000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。




また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百六十三、逆腕に捕る 大東流合気柔術 東京稽古会  



片手を捕られたとき、その手を逆腕捕で制します。
稽古会では何度も出てきている逆腕に捕るという身体操作ですね。

今回は捕り方の復習と、さらにプラスしてちょっとしたコツを解説していきます。


逆腕に捕る1


逆腕捕の主要な部分については繰り返しになりますが、その反復こそが稽古です。

動画を見て、確認していきましょう。





相手が片手の手首を握ってきます。
毎度のことですが、攻撃線を外すように捌いて手刀腕の外側から攻めます。

もう片方の手を上げ、相手の手首の小指丘の膨らんだ部分に、小指を引っかけるように当てます。
親指は相手の親指の付け根に当て、手の甲を包み込むように握ります。


逆腕に捕る2


「引っかける、包み込む」感覚はどちらも力任せに握りこむことを避けるためでした。
以前の動画解説を参照してください。
其の百三十、小指をかける」「其の百三十五、包む

こうしておいて、もう片方の手を添え、相手の肘を軽く曲げます
肘を動かなくする(ロックをかける)ことで、肩~腰へ力をダイレクトに伝えるための操作です。

刀で斬りこむように、やや相手の手首を前に倒します。
かなりの力が加わりますから、むやみに大きく押しこまないこと。手首の硬い人は怪我をしてしまうおそれがありますから。


逆腕に捕る4


手の力ではなく、身体全体で軽くお辞儀をするようにしてみましょう。
正しい姿勢と形で操作できていれば、相手はたまらず崩れます。

手首を逆腕に捕るときに、あわてて腕を伸ばすのではなく、自分の中心で両手を合わせるようにすることが上達の秘訣です。
手刀の動きを小手先で行うのではなく、身体全体で連動させます。

その時に重要なポイントですが…


逆腕に捕る3


ここに書いてしまうとあまりにアレなのでそこは稽古会で伝え
ますね。
道場でお待ちしてます!



Posted on 2017/12/08 Fri. 10:39 [edit]

category: 片手捕

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tag: 姿勢  手刀  中心  攻撃線  連動 
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其の百五十九、肘を制する(逆腕捕)  大東流合気柔術 東京稽古会  

今回から3回にわたって、「肘を制する」操作法を使った型の解説を試みます。
まずはおなじみの逆腕捕です。

「制する」というと何やら大げさに聞こえますが、簡単に言うと、肘を伸ばすことによって、相手の動きを封じるんですね。


肘を制する(逆腕捕)4


肘関節は可動域が比較的小さいために、逆関節をとることで割と容易に制することが出来ます

動画を見て下さい。





何度か取り上げた逆腕捕ですが、今回は最初に胸捕に来た相手の腕を無力化するところに重点をおいて見ていきます。

相手が胸倉をつかんできます。胸倉をつかんでそのまんまなら小中学生のケンカですが、普通はそのあとに第二波の攻撃があると思った方が賢明です。
ボーっと正面に立っているとたちまちその攻撃を受けてしまいますからね。
そうです。捌いて攻撃線を外しましょう

この時、自分の中心に手を上げて、相手の肘にあてがいます。
たまに相手の肘を折りそうなくらいにガツーンと拳を当てる人がいますが、全く逆効果なのでやめましょう。軽く触れるくらいでいいです。
手は拳でも手刀でも構いません。私は手刀を使うことが多いです。


肘を制する(逆腕捕)1


次に相手の外側に捌くのですが、この時、肘に当てた手刀を動かさずに、身体の位置を変えます。
すると、相手の肘にかかる力の角度が変わります
この角度の変化によって、相手の肘が逆関節にとられるんです。

先ほど、肘の可動域の話をしましたが、当然、肘は逆方向には曲がりません

手の力で肘を押したのでは、相手から抵抗されてしまいます。
軽く当てた肘と、相手に掴まれている胸の接点、これらを固定したまま、身体全体の力で相手の肘から肩にかけて力を伝えましょう。


肘を制する(逆腕捕)2


操作する時には、姿勢にも気をつけてください。前屈みになって押そうとしては上手く力が伝わりません。下半身と上半身をひとつにして連動させると、大きなパワーが出ます。

さらに、やや体勢を低くし、一歩踏み込みながら真っすぐに当身を打ちます。
動画にもありますが、両腕を絞り込むようにして中心に合わせながら出てください。

こうなると、相手は肘を伸ばされ、肩を反されて身動きが取れない状態になります。
後はいつも通り、逆腕捕で制していきます。


肘を制する(逆腕捕)3


逆腕捕は最初の一挙動で相手を崩せるかどうかでその成否が左右されます。
そのための「肘を制する」なんですね。

次回は「肘返」です。

Posted on 2017/11/03 Fri. 10:06 [edit]

category: 胸捕

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tag: 姿勢  手刀  当身  連動  中心 
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其の百五十六、親指をかける 大東流合気柔術 東京稽古会  


今回は手の使い方です。

これまでにも相手から攻撃を受けた時、力任せに対応しないという身体の操作法を何度か取り上げてきました。


親指をかける1


今回もその考え方が良く表れている動きなんです。
まずは、動画を見てみましょう。





相手が両手首を掴んできます。両手捕ですね。
こちらを害そうとする意思を持った人間が両手を掴んできたとき、普通の人ならどういう行動を取るでしょうか?

まず、振りほどく。あるいは自分の手で相手を掴み返す…それも力一杯、というところが通常の反応でしょう。

大東流では、そうではない対処法をとります。

腕を外側から回すようにして、相手の手首に親指を絡めるようにします。
次に小指を締めこむようにして肘を伸ばします。この時、決して力をこめて握りこまないでください

これだけで、相手は無力化されます。そのまま、手首の位置を下げると、相手はたまらず崩れ落ちてしまいます。


親指をかける2


「そんなワケあるかいな」と思われるのは無理もありません。
決して力を入れていない状態で、攻撃してきた相手を制するわけですからね。

いくつかポイントがありますが、相手に手首を掴ませておくということが重要です。
そうすることによって、相手の手にはロックがかかります

次に、自分の手を刀のように使うということです。手刀ですね。
刀は曲がっていませんよね。それと同じように、自分の手首を曲げずに、刀のように伸ばして使います。
また、それと同様に相手の腕を刀だと仮定して操作してみましょう。
肘を伸ばし、まっすぐ中段に構えるようにします。


親指をかける5

どうでしょうか?出来ましたか。

意識してほしいのが、掴まれている接点を動かすことに気をとられ過ぎないことです。
全く忘れるというのは難しいでしょうから、「力を入れない」練習をしてみましょう。

そのことで、相手は手を掴み続けてくれます。つまり、ロックがかかりやすくなります。
また、引っかけている親指が密着します。これが力の伝達効率を上げてくれます


親指をかける6

攻撃の意思に対して、力任せに反応しないことで、我が方を有利にする
どこかの国同士の一触即発の状態にも似ているなと思ったりもしますねぇ。




Posted on 2017/10/07 Sat. 10:06 [edit]

category: 両手捕

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tag: 大東流  合気柔術  古武術  手刀  姿勢 
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其の百五十五、両手捕四方投(表) 大東流合気柔術 東京稽古会  


これも、大東流合気柔術初伝の一ヶ条にある形「両手捕四方投(表)」です。
一ヶ条とはいえ、この技も非常に奥が深く、初めのうちは動きの流れを覚えるのが精いっぱいなところだと思います。

その動きをベースに、大東流ならではの身体の使い方を磨きこんで、少しづつバージョンアップしていく、そんなイメージでしょうか?


両手捕四方投2


私は数年前、大阪の住吉神社で川辺武史師範の四方投げを受けた時の衝撃が今も忘れられません。
師範の手をとった瞬間、あっという間にひっくり返されてましたから。
物凄く柔らかいんですが、有無を言わせない力がどっと押し寄せた、あの感じ。
ハンパなかったです。

前置きはこのぐらいにして、動画を見てみましょう。





相手が両手を掴んできます。
捕り手(技をかける側)はその攻撃を柔らかく身体の中心で受け止めます

これは前回(「其の百五十四、腰で動く」)も書きましたので、そちらも参考にしてくださいね。
正直に言うと、この部分が最も重要なポイントなんです。それだけに難しいんですが。


両手捕四方投4

さて、相手の攻撃力を受け止めると同時に、自分の体勢を有利に運ばなければなりません。
そうです。攻撃線を外すように捌きを入れるんでしたよね。

その場にとどまって相手の攻撃をまともに受けると、力がぶつかります。
そうすると、どうしてもお互い力任せになってしまいます。

このとき、足を捌いて重心を移動しつつ、自分の手を中心に伸ばすようにします。
ちょうど刀を構えるようなイメージですね。


両手捕四方投3


すると自然に相手の手が交差します。
動画でも先生が言っているように、相手の手を掴みに行こうとするのではなく、自ずと相手の手首が入ってくる意識で操作してください。

掴みに行こうとすると、どうしても肩から先の力で動かしてしまいがちです。
本当に何度も言いますが、全身の連動で崩すことを忘れないでください。

相手の側面に前進して手刀を振りかぶるようにします。
この時、相手の肩が詰まり、腰が崩れているようであれば、あなたはもう上級者です。
なかなかそうはいきませんが。


両手捕四方投1


体を転換して、手刀を斬り落とします。
腰の動きと、上半身の動きを連動させてくださいね。
相手の腕の下をくぐろうとしてはダメですよ、姿勢を崩してしまいますから。

ただ、粛々と全身を一体化して動きます。

いや~、文字でこう書いてはいますが、なかなかできないんです、これが。




Posted on 2017/09/27 Wed. 13:09 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  姿勢  手刀  中心  連動  転換 
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其の百五十四、腰で動く 大東流合気柔術 東京稽古会  



前回やった形「其の百五十三、両手捕小手返」の後半部分で、上半身と下半身の動きは常に連動していなければならないと言うくだりが出てきました。

稽古をしていても、ここのところが言葉では理解できても実感としてどういう効果があるのか、また動きの訓練法が良く分からないという感じを受けます。


腰で動く3


これまでにも何度か取り上げた身体操作ではありますが、今回その部分をもう一度分かりやすく解説していきます。

動画を見てみましょう。





相手が両手捕に捕ってきます。捕られた手を真っ直ぐ中心に伸ばすようにしてください。手が交わりましたね。
重なった手の上手側を相手の手の甲を押さえるように乗せます。

次に、上手側の足を一歩踏み出すと同時に腰を回転させます。
この時に自分の手は中心に置いたまま腰の動きに追随させることが重要です。

しっかりと相手に力が伝わっていれば、相手は腰から崩れて、倒れて行きます。


腰で動く2


やってみると分かりますが、実際にはそう簡単に相手は崩れてくれません。
上半身の力で抵抗してくるので、お互いに力比べみたいになって押し合いへしあいする…という光景を稽古場では良く見ます。

実はここが一番難しいのですが、相手に手首を捕られたその瞬間に、腰でその力を受け止めることが出来ないといけないんです。受け止める…いや、吸収すると言った方がいいかな?これは各自それぞれ固有の感覚として体得しなければいけない部分ですね。


腰で動く1


攻撃を受けたときは、肩から先の力で押し返してしまいがちです。
それを、押しこまれるのではなく、突き返すのでもなく、柔らかく体全体で受け止めること。

腕を伸ばし手を重ねるときにも、肩から先の力で伸ばすのではなく、身体全体を使うことを意識しましょう。
そこを突き詰めて稽古していくと、相手を崩す際の上半身と下半身の連動のコツもつかめてくるはずです。








Posted on 2017/09/16 Sat. 09:31 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  連動  中心 
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