次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 8月20日(日) 10時30分から12時30分まで
場所は BumB東京スポーツ文化館 柔道場  です。
参加費用は2000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。




また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百四十、帯落再び 大東流合気柔術  



また更新が滞ってしまいましたが、もうすぐ平常運転に戻ります。
これまで出来なかった分、どんどん稽古するつもりですよ~。

ブログの方も、コンスタントにアップしていく予定ですので、よろしくお願いします!


今回は初伝一ヶ条の型、「帯落(おびおとし)」を解説しましょう。
以前も「帯落」を紹介しましたが、(「其の百二十三、帯落」)そこでは伝えきれなかったことを含めて、書いていきますね。
前回の記事(http://daitouryu.blog.fc2.com/blog-entry-127.html)も併せて読んでみてください。



帯落詳解4


大東流の多くの技同様、これも見た目に惑わされずに、動きに隠された要点を掴むことが成功の秘訣です。

動画を見ましょう。





相手が衣紋締めに捕ってきますので、すかさず攻撃線の外側に捌きましょう
相手の上手(奥襟を掴んでいる方)側に移動します。これで首が締められるのをとりあえず防ぎます。

その際に「千鳥足」という操作を使います。
この操作をすることで、最小限の動きで腰の向きを変えます
足を一歩進め、つま先を外に開きます。

腰が切れる、つまり身体の向きが突然変わることによって、相手の腕には自分の中心からの力がダイレクトに伝わります。
こうすることで相手を効率的に崩していくんですね。
この回避動作と、次の攻撃に移るための身体操作が一体になっているところが、帯落の面白いところです。


帯落詳解2 


次に、相手の上手の下から、自分の腕を真っすぐに伸ばしていきます。
更に腕を伸ばすのと同時に、腰の位置を徐々に下げていきます。
ちょうど「天秤」のように伸ばすのと同じ分だけ低くなる感じですね。

こうすることで、相手の腕に自分の腕がピタリと密着するようになります。
その形を崩さずに、腰の位置を上げる、つまり真っすぐ立ちます。

ここまでは、前回解説したことと同じです。「千鳥足」と「天秤」の動きですね。


帯落詳解3


ここからは、少し難しくなります。
大事なことは、この一連の操作によって、相手の腕に「張り」を作ることです。
相手が掴んでいる襟と、伸ばした自分の腕が密着している部分、それから伸ばした掌が当たっている部分。この三点を均一な力加減で一直線に伸ばしてください

更にその状態で、相手の帯の下部分を引き込みます。
これも、腕を伸ばした方向と一直線になるように、引き込む方向を合わせるんですね。

その事によって、ここでも「張り」が出来ます。
首と、ヘソの間がピンと伸びきってしまう感じですね。すると、相手の上体は自由を奪われたようになります。

…難しいですね。
文章で伝えるのは、至難の業です。



帯落詳解1


やってしまいがちなのが、腕を伸ばして相手の顎を「押して」しまうこと。
「押す」と相手は崩れません。
表現が難しいのですが、むしろ「引き込む」感覚を持ってやってみてください。

引き込みながら、相手を吊り上げる、と言えば良いでしょうか?

言葉にすると、支離滅裂なようですが…。

これもまた、今後継続して取り上げていこうと思います。
稽古会で、お会いしましょう!



Posted on 2017/04/03 Mon. 19:12 [edit]

category: 衣紋締

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  丹田 
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其の百三十九、合掌捕 大東流合気柔術  


<ブログの更新が滞ってしまいました。本業の方がかなり忙しかったものですから。
4月を過ぎればまた余裕が出てくると思いますので通常運転までもうしばらくお待ちください…>

合掌捕4


合掌捕大東流の初伝三ヶ条の型の一つです。
動きそのものは大きなものではないですが、それだけに稽古の積み重ねと集中力が必要になります。

動画を見てみましょう。





双方座った状態から始めます。
相手が自分の手首を掴みに来たところを、すり抜けるようにして掴み返します。
これを「掛け手」と言います。

この操作の要諦は、相手が前のめりに体勢を崩した状態を作り出すことにあります。
大東流の技のほとんどが相手の体勢を崩すことが目的ですから、「掛け手」が上手く決まればそれだけで後の操作がスムーズになります。


合掌捕1


相手の手首を握ったら、小指を使って相手の小指丘を締めます。親指と人差し指で力をこめて握りがちですが、そうすると相手に力が上手く伝わっていきません。
むしろ親指と人差し指は軽く固定するような感覚です。

そして身体の中心に向かって軌道を描くように握った手首を擦り上げていきます。
両腕でこれを行うことで「合掌」するような形になりますね。「合掌捕」の名の由来はここから来ているのではないでしょうか?推測ですが…。

ここでやってしまいがちなのが手首の力だけで相手を「持ち上げよう」とすること。
そうすると、相手の手首にしか力が伝わらず、うまくいきません。


合掌捕3


肚(丹田)から動かしていく意識で稽古してみましょう。
「手首を肚から動かす」という言葉は、初めのうちは何のことだかさっぱりわからないと思いますが、鍛錬を重ねるごとになんとなく感覚がつかめてきます。

この「合掌捕」で使われる4カ条の掴み方、受け側は慣れていないとかなり痛いです。かつ日常的にあまり経験しない痛みなので、驚くかもしれません。
ただ、受ける方も鍛えることで手首がだんだん強くなってきます。古武術の稽古は受け取り双方ともに鍛錬できる優れたメソッドですね。


合掌捕2


今回は最後に「搦投(からめなげ)」の要領で倒し、固めましたが、この方法についてはまた、日を改めて解説しますので。

また道場でお会いしましょう!


Posted on 2017/03/16 Thu. 19:58 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢 
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其の百三十八、片手捕小手返  


今回は小手返です。
大東流初伝一ヶ条の小手返は両手捕から始まりますが、型の考え方を分かり易く修得するために、あえて片手捕から始めています。


片手捕小手返2


攻撃線を外すための身体の捌き方や親指の攻め、手刀の使い方など、大東流の特徴的な身体操作法を解説します。

まずは動画を見てください。





相手が片側の手首を掴んできます。片手捕ですね。
この時、相手のもう一方の手から攻撃を受けることを意識します

相手の攻撃線の上に留まったままでいると、まともに攻撃を受けてしまいますね。
そうさせないためにどうするか?
このところ何度かやっているように、外側に自分の身体を移して攻撃線を外します
足をしっかり動かして体勢を変えましょう。


片手捕小手返3


それと同時に捕られた手首を自分の目の前に持ち上げます。
表現の仕方が難しいのですが、まずは自分の掌を内側に向けるようにしてみてください。
以前、「其の百二十七、手鏡」で解説した身体操作法です。自分の顔を手のひらに映すような意識です。

最初はこれだけの操作で相手を止めることは難しいと思います。
自分の手を持ち上げることにこだわってしまって、力任せになることが多いからです。
そうではなく、自分を掴んできている相手の「手を攻める」というふうに考え方を変えてみてください


片手捕小手返1


具体的には相手の親指を攻めていきます
さらに、肘の使い方にコツがある・・・のですが、これ以上ここではバラせないので詳しく解説するのはやめておきましょう。

というのは半分冗談ですが、実際に手を捕ってみないと微妙なニュアンスが伝わりづらいのも事実です。
私のつたない文章では誤解を招いてしまうおそれもありますからね。

もちろん、稽古に来られた方には丁寧に秘訣をお伝えしますので。


片手捕小手返5


さて、足捌きと腕の操作で相手の攻撃を止めたら、空いた方の手で相手の拇指丘を挟むようにします。「つかむ」というよりは、小指の締めを効かせて挟み込むように。

そして、縦に斬り落とすように手刀を使います。

小手返しは、一見相手の手首をひねっているように見えますから、最初のうちは掴んだ手を回転させようと横の動きにこだわってしまう人が多いんです。
でも、それでは力が相手に伝わっていきません。

この動画解説でも再三言っているように、手刀は縦に使うということを意識してくださいね。

相手の肩口をやや外側に削ぎ切るように手刀で斬ると、相手の腰が崩れて、きれいに力が伝わっていきます。


片手捕小手返4


もったいないと思えるほど、たくさんの秘訣を書いてしまいましたが、文章を読んだだけでは習得は難しいものです。
実際に稽古で、試してみましょう。お待ちしています!



Posted on 2017/02/19 Sun. 19:34 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  手刀 
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其の百三十七、添わせる  



相手が攻めてきたとき、その攻撃線を外し、手首を通じて崩す身体操作です。
一見すると、相手の肘を極めて制しているように見えますが、そうではありません。


添わせる2


この、「パッと見たところと違う場所を攻める」というのは、古武術である大東流の特徴だと、私は思っています。
昔の武芸者は技の本質を見破られれば即、死につながりますから、そこを隠そうという智慧の名残ともいえるでしょう。

まずは動画を見てみましょう。





受け手側の攻撃は胸捕です。胸倉を片手で掴みにきます。
慣れてきたら、上段突きを捌くようにすると、さらに動きのコツをつかみやすくなります。

さて、相手の力は自分の胸に向かって真っすぐにやってきます。
これをそのままの体勢で立っていると、まともに相手の攻撃を受けることになります。
また、胸を掴まれた後に来る、次の攻撃にも対応しなければなりません。

そこで、身体を相手の外側に捌きます。
攻撃線を外すことで相手の力を逃がすんですね。


添わせる1


この時、上半身だけを動かしてしまいがちですが、しっかり足を動かして身体全体で捌いてください

重要なのは、攻撃線を外そうとして相手から大きく離れてしまうのではなく、相手の腕に添うようにして捌くことです。
そうすることで、次に自分の攻撃に移ることが容易に出来ます。

相手の手首を自分の腕が「T」の字になるように上下から挟んで捕ります。
これも足の捌きと連動するとやり易いですよ。

相手の手首を捕ったら、自分の胸にくっつけるようにします
このことで自分の中心から出る力を活かすんですね。


添わせる4


胸に当たっている相手の手首を引きつけたまま、お辞儀をするようにその接点を下に下げます。
そうすると、身体全体の力が相手の手首に集中します。手首という小さな部位を、体幹を全部使って攻めるわけですから、相手にはものすごい力がかかっていきます。
たまらず、腰から崩れていくというわけです。

動画を見ると、あたかも相手の腕に当てた肘で押さえつけて、逆関節に極めているように見えるかもしれません。
実はそうではなく、これは相手の手首を極めています
冒頭で書いた通り、これが古武術ならではの「フェイク」と言えます。
肘を極めようとすればするほど、相手に伝わる力は拡散して、逃げられやすくなってしまいます。


添わせる3


ポイントは、手首を捕った手に、力を入れないこと。
力づくでやると技はかからなくなります。大東流の特徴ですね。

体験してみると、たちまちこの解説の意味することが分かると思います。
一度やってみたいと思われる方は、東京稽古会に参加してみてください!





Posted on 2017/02/08 Wed. 09:06 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  古武術  姿勢  合気柔術 
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其の百三十六、合気上げと受身の鍛錬 大東流合気柔術  


東京稽古会ではこれまでに、繰り返し合気上げの鍛錬を行っています。
また、それと並行して毎回基礎鍛錬として、受身の稽古も必ず行います。

今回解説するのは、合気上げと受身の鍛錬を同時にやってしまおうという、便利な稽古法です。


合気上げと受身の鍛錬2


まずは、動画を見てみましょう。





はじめは双方座った状態からです。膝に置いた手を相手に押さえてもらいます。
いつもやっている通り、腕の力で上げるのではなく、相手の重心の下にはいるように腕を伸ばします
さらに、相手を手刀で掬い上げるような感覚で、肘の上に乗せていきます。

姿勢をまっすぐ伸ばすことが肝心ですよ。

上手くいくと、相手の腰が浮いてきますので、倒したい方向に身体を向け、腕を伸ばしてください。そうすると、相手は体勢を崩して倒れていきます。
最初のころは、腕の力だけで振り回そうとしがちですが、それでは力を使う割に相手に伝わっていきません。
全身で、且つ、自分の身体の中心で操作するようにしましょう。



合気上げと受身の鍛錬1



受ける側は、横受身です。相手からの力に逆らわず、身体を丸くして転がりましょう。
直線的に床に身体を打ち付けないように、柔らかく着地する鍛錬です。
この受身は比較的簡単ですね。

合気上げの方は、文字で書くのは簡単ですが、なかなかこの通りに出来るものではありません。
ただ、出来ないからと言って投げやりにならないこと。稽古を続けていけば、少しづつ理解できるようになります。



合気上げと受身の鍛錬


とは言え、やはり座った状態からの合気上げは初心者には難しいものです。
次に、受け側が立った状態で行う「半座半立」で同じ動きを行ってみましょう。

こうすると、かなり楽に相手の重心の下に入ることが出来るのではないでしょうか?
特に、相手が体勢を崩している状態で手首をつかみに来ていることで、自分のお腹(丹田)に相手を乗せる感覚を体感し易いと思います。

受ける側は、今度は少し難しいですね。
前回り受身です。回転したい方向に足を差し出すと転がり易いですよ。
いたずらに恐怖心を持たずに、「丸~く丸~く」と頭の中で声を出しながらやってみましょう。

座れば合気上げが難しく、受ける側は簡単。立てば合気上げは簡単ですが、受身の難易度が上がります。


合気上げと受身の鍛錬3


こうした鍛錬を繰り返していくことで、大東流の基本がだんだんと身についてきます。
出来るようになった人も、基礎鍛錬と見くびらずに、真摯に取り組んでもらいたいと思います。

次の稽古でも、やってみましょう!





Posted on 2017/01/29 Sun. 10:04 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  丹田  受身  手刀 
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