次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 6月17日(日) 12時半から14時半まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は2000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。

 

また、7月8日(日)にも本稽古を行います。自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百六十四、居捕逆腕捕 大東合気柔術 東京稽古会  

居捕の逆腕捕。これも何度か取り上げた型です。

同じ型を稽古しても、その時々によって意識するポイントが異なるのが、古武術の面白いところです。


居捕逆腕捕1


相手の攻撃の仕方や強さ、または身体的特徴によっても、こちらの対処法が変わってきます。
出来るだけ多くの引き出し(対処法)を身につけておくと技に深みが出てきますよ。

今回は身体を「適切な位置に動かす」ことの重要性について書いてみたいと思います。
動画を見てみましょう。





双方座って技を行います。受け手の攻撃は胸捕です。

この時に、胸を掴んできた相手のもう一方の手を警戒してください。
相手は必ず攻撃してくるという意識が大切です。
実際に、相手に模擬短刀などを持ってもらって稽古するといいかもしれません。

相手のもう片方の手からの攻撃を受けないようにするためには、そのままの位置に留まっていてはダメです。


居捕逆腕捕2


自分の正面に手刀を擦り上げるようにして、相手の肘に手を当てます。
同時に身体をやや外に移動しながら相手の肩を詰めるように踏み込みます

と、実際にやってみると感じることですが、
正座をしているので、立っている時よりは身体を自由に動かしにくいですね。
そこで、相手の外側に重心をかけつつ、膝を前に進めるようにしてみましょう。

この時、膝に重心がかかっていますね。
上半身で相手を押し込もうとしては力が伝わりませんよ。
正しい姿勢で自分の中心からまっすぐに相手に力を向けてください。


居捕逆腕捕3


さらに、相手の中心に当身を打ちながら大きく踏み込みます。
中心と言いましたが、胸を掴んでいない方の肩に向かって踏み込むようなイメージでもいいでしょう。
これで、相手の攻撃は完全に無効化されます

初心者ほど大きく足を動かしがちですが、稽古を積めば、ほんの少し重心を移動させるだけで、相手を制することが出来ます。
自由に動きにくい居捕では、特にその効果がはっきりと表れますよ。


Posted on 2017/12/15 Fri. 10:44 [edit]

category: 胸捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 手刀  姿勢  古武術  中心  居捕  連動  重心 
tb: 0   cm: 0

其の百五十六、親指をかける 大東流合気柔術 東京稽古会  


今回は手の使い方です。

これまでにも相手から攻撃を受けた時、力任せに対応しないという身体の操作法を何度か取り上げてきました。


親指をかける1


今回もその考え方が良く表れている動きなんです。
まずは、動画を見てみましょう。





相手が両手首を掴んできます。両手捕ですね。
こちらを害そうとする意思を持った人間が両手を掴んできたとき、普通の人ならどういう行動を取るでしょうか?

まず、振りほどく。あるいは自分の手で相手を掴み返す…それも力一杯、というところが通常の反応でしょう。

大東流では、そうではない対処法をとります。

腕を外側から回すようにして、相手の手首に親指を絡めるようにします。
次に小指を締めこむようにして肘を伸ばします。この時、決して力をこめて握りこまないでください

これだけで、相手は無力化されます。そのまま、手首の位置を下げると、相手はたまらず崩れ落ちてしまいます。


親指をかける2


「そんなワケあるかいな」と思われるのは無理もありません。
決して力を入れていない状態で、攻撃してきた相手を制するわけですからね。

いくつかポイントがありますが、相手に手首を掴ませておくということが重要です。
そうすることによって、相手の手にはロックがかかります

次に、自分の手を刀のように使うということです。手刀ですね。
刀は曲がっていませんよね。それと同じように、自分の手首を曲げずに、刀のように伸ばして使います。
また、それと同様に相手の腕を刀だと仮定して操作してみましょう。
肘を伸ばし、まっすぐ中段に構えるようにします。


親指をかける5

どうでしょうか?出来ましたか。

意識してほしいのが、掴まれている接点を動かすことに気をとられ過ぎないことです。
全く忘れるというのは難しいでしょうから、「力を入れない」練習をしてみましょう。

そのことで、相手は手を掴み続けてくれます。つまり、ロックがかかりやすくなります。
また、引っかけている親指が密着します。これが力の伝達効率を上げてくれます


親指をかける6

攻撃の意思に対して、力任せに反応しないことで、我が方を有利にする
どこかの国同士の一触即発の状態にも似ているなと思ったりもしますねぇ。




Posted on 2017/10/07 Sat. 10:06 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  手刀  姿勢 
tb: 0   cm: 0

其の百五十四、腰で動く 大東流合気柔術 東京稽古会  



前回やった形「其の百五十三、両手捕小手返」の後半部分で、上半身と下半身の動きは常に連動していなければならないと言うくだりが出てきました。

稽古をしていても、ここのところが言葉では理解できても実感としてどういう効果があるのか、また動きの訓練法が良く分からないという感じを受けます。


腰で動く3


これまでにも何度か取り上げた身体操作ではありますが、今回その部分をもう一度分かりやすく解説していきます。

動画を見てみましょう。





相手が両手捕に捕ってきます。捕られた手を真っ直ぐ中心に伸ばすようにしてください。手が交わりましたね。
重なった手の上手側を相手の手の甲を押さえるように乗せます。

次に、上手側の足を一歩踏み出すと同時に腰を回転させます。
この時に自分の手は中心に置いたまま腰の動きに追随させることが重要です。

しっかりと相手に力が伝わっていれば、相手は腰から崩れて、倒れて行きます。


腰で動く2


やってみると分かりますが、実際にはそう簡単に相手は崩れてくれません。
上半身の力で抵抗してくるので、お互いに力比べみたいになって押し合いへしあいする…という光景を稽古場では良く見ます。

実はここが一番難しいのですが、相手に手首を捕られたその瞬間に、腰でその力を受け止めることが出来ないといけないんです。受け止める…いや、吸収すると言った方がいいかな?これは各自それぞれ固有の感覚として体得しなければいけない部分ですね。


腰で動く1


攻撃を受けたときは、肩から先の力で押し返してしまいがちです。
それを、押しこまれるのではなく、突き返すのでもなく、柔らかく体全体で受け止めること。

腕を伸ばし手を重ねるときにも、肩から先の力で伸ばすのではなく、身体全体を使うことを意識しましょう。
そこを突き詰めて稽古していくと、相手を崩す際の上半身と下半身の連動のコツもつかめてくるはずです。








Posted on 2017/09/16 Sat. 09:31 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  連動  中心 
tb: 0   cm: 0

其の百五十一、小指丘にかける 大東流合気柔術 東京稽古会  

片手を掴んできた相手を崩し制する動きです。
身体の使い方の修練として、やってみましょう。


キャプチャ小指丘にかける4


捕られた手を、ある部分に引っかけることで、相手の体勢を崩れやすくしていきます。

動画を見てください。





相手が手首を捕ってきます。
やや身体を外側に捌いて攻撃線を外します
同時に当身。相手の顔に腕を伸ばします。これは打撃を目的としたものではなくて、相手に身体を反らさせ、十分な体勢のままいさせないようにするためです。


小指丘にかける3


そうしながら、相手の手の外側手刀を回します。
そのまま手刀を振りかぶり、斬り下げます。
すると、自然に相手の掌の膨らんだ部分、小指の付け根のところに自分の手が当たります。


次に腕を伸ばすようにして、身体を開きます
相手の腕が一本になって自分の正面に来ますので、肘に空いている方の手刀を当てます。


小指丘にかける2


両手を斬り下ろすようにすると、相手は崩れます。
そのまま、地面に相手の肩、腕をピタリとくっつけるようにして、固め、制します。

ポイントは、手刀の動きと身体の動きを連動させることです。
相手の手首が自然と折れて、小指丘の膨らみに手刀を絡めることが出来たら成功です。


小指丘にかける①



捕られた手を意識しすぎると、手先を振り回してしまいがちです。
そうではなく、手刀はあくまでも縦に上下させるようにしてみてください。
自分の中心で使うんですね。

そうしながら、足、腰を使って身体の向きを変えます
すると、小手先で動かしていた時に崩れなかった相手が、あっさりと倒れてくれるようになりますよ。






Posted on 2017/08/08 Tue. 20:06 [edit]

category: 片手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  手刀 
tb: 0   cm: 0

其の百四十九、押さえる 大東流合気柔術  

相手の拇指丘を攻める操作法です。
これまでやってきたことと同様に、力任せに操作しないことで相手を崩していく考え方を養いましょう。

動画を見てください。





まずは、片手を相手に握られたとき。
手を振りほどこうとするのではなく、相手の親指の付け根の膨らんだ部分に自分の掌を引っかけるようにします。
引っかかる部分であればどこでも構いませんが、自分の拇指丘を使えるよう、捕られる瞬間にやや手のひらを上に向けるようにしても良いでしょう。

今回は交叉捕で捕らせますが、片手捕でも同様です。その場合は手の内側ではなく、手の甲側で引っかけていく操作になりますね。少し難しくなります。


押さえる1


この時に大切なのが、肩から先、つまり腕の力で相手を動かそうとせず、身体全体の力を接点の拇指丘に集中させることです。

これを実際に行うには修練が必要ですが、丹田の力を接点に伝えるためには、まず正しい姿勢、それから上半身の使い方の意識を変えることです。
具体的には腕を動かしていくときの意識ですが、これは稽古に参加された方だけにお伝えするようにしています。あしからずご了承ください。

そして、相手を導いていく方向も重要です。具体的には相手が踏ん張れないところ、つまり相手の膝のやや外側、前方へと垂直に落としていく要領です。


押さえる3


両手を捕られたときは、自分の手を刀を構えるように合わせます。
今度は拇指丘というよりは親指の付け根の「手の甲」側を押さえます。

全身の力を集中させて、適切な方向へ導き崩してください。


押さえる2


拇指丘を攻めることで、相手の手をくっつけてしまうことが出来ます。
実際に経験した人は分かると思いますが、不思議なことに、離そうと思っても離せないんですね。そのメカニズムは、まだ未熟な私には解説出来ませんが、交叉捕、両手捕に関わらず、他の技を行うにあたっても、幅広く応用できる操作法です。


押さえる4


これを基礎として、大東流合気柔術に特徴的な、「粘着」「絡める」といった動きを体得していきましょう!


Posted on 2017/07/15 Sat. 12:27 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 丹田  受身  手刀  大東流  合気柔術  古武術 
tb: 0   cm: 0

プロフィール

稽古への参加希望はこちらから

大東流合気柔術って何?

これまでの動画と記事

最新記事

最新コメント

カテゴリ

アクセス数

月別アーカイブ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top