次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 11月23日(木・祝) 14時00分から16時00分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は3000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。



また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百五十、手をとる 大東流合気柔術 東京稽古会  


相対稽古による基礎鍛錬法です。

相手の手首を捕って詰める側は、言うまでもなく握る際の身体の使い方を鍛錬します。
一方、捕られて詰められる側も、手首の鍛錬になります。痛いけど


肩を詰める3


立って行うことも多いのですが今回は双方座って行います(居捕)。

動画を見てください。





小指から締めるように相手の手首を捕ります。
相手の肩先を剣の切っ先に見立てて中段に構えるように腕を伸ばします。
自然と、腕の動きは中心に絞り込むようになりますよね。

この時に、相手の肘が伸びて、手首から肩までが一直線になっていることが大事です。
そうすることで、相手の肩を詰めていきます。


肩を詰める1


最初のうちは、手首にばかり力が入ってしまいます。
何とか力づくで相手を持ち上げようとしてしまうんですね。
恥をしのんで言いますが、私は今でも体格差のある(大きい)人と稽古すると、そうなってしまう傾向があります。
そうすると、なおさら相手には力が伝わりづらくなっていくんです。

しっかりと相手の重心の下に入りましょう。
足の上に重みを乗せるようにすることがコツです。

感じがつかめてきたら、人差し指の付け根を相手の尺骨に張り付けるように意識してみてください。手首関節のくびれに親指がしっかりかかっていることが必要です。
ただし、あまりこのことに拘りすぎると、余計な力が入ってしまうので注意すること。


肩を詰める2


この鍛錬、立ってやると、身体を動かすことが比較的容易ですが、居捕の場合にはより微妙で精細な重心の移動が必要になります。
少し難しくなるんですね。
確かに痛いのですが、いたずらに嫌がらず、お互いに研究する気持ちで相手を導いてやりましょう
そうすることで、自分自身も力を発揮する筋道を意識しやすくなりますよ。


Posted on 2017/07/29 Sat. 16:49 [edit]

category: 両手捕

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tag: 大東流  合気柔術  姿勢  丹田 
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其の百四十九、押さえる 大東流合気柔術  

相手の拇指丘を攻める操作法です。
これまでやってきたことと同様に、力任せに操作しないことで相手を崩していく考え方を養いましょう。

動画を見てください。





まずは、片手を相手に握られたとき。
手を振りほどこうとするのではなく、相手の親指の付け根の膨らんだ部分に自分の掌を引っかけるようにします。
引っかかる部分であればどこでも構いませんが、自分の拇指丘を使えるよう、捕られる瞬間にやや手のひらを上に向けるようにしても良いでしょう。

今回は交叉捕で捕らせますが、片手捕でも同様です。その場合は手の内側ではなく、手の甲側で引っかけていく操作になりますね。少し難しくなります。


押さえる1


この時に大切なのが、肩から先、つまり腕の力で相手を動かそうとせず、身体全体の力を接点の拇指丘に集中させることです。

これを実際に行うには修練が必要ですが、丹田の力を接点に伝えるためには、まず正しい姿勢、それから上半身の使い方の意識を変えることです。
具体的には腕を動かしていくときの意識ですが、これは稽古に参加された方だけにお伝えするようにしています。あしからずご了承ください。

そして、相手を導いていく方向も重要です。具体的には相手が踏ん張れないところ、つまり相手の膝のやや外側、前方へと垂直に落としていく要領です。


押さえる3


両手を捕られたときは、自分の手を刀を構えるように合わせます。
今度は拇指丘というよりは親指の付け根の「手の甲」側を押さえます。

全身の力を集中させて、適切な方向へ導き崩してください。


押さえる2


拇指丘を攻めることで、相手の手をくっつけてしまうことが出来ます。
実際に経験した人は分かると思いますが、不思議なことに、離そうと思っても離せないんですね。そのメカニズムは、まだ未熟な私には解説出来ませんが、交叉捕、両手捕に関わらず、他の技を行うにあたっても、幅広く応用できる操作法です。


押さえる4


これを基礎として、大東流合気柔術に特徴的な、「粘着」「絡める」といった動きを体得していきましょう!


Posted on 2017/07/15 Sat. 12:27 [edit]

category: 両手捕

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tag: 丹田  受身  手刀  大東流  合気柔術  古武術 
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其の百四十八、交叉捕小手返  


何度か取り上げた「小手返」です。
今回は受け手に「交叉捕」の形で攻撃を受けた場合の対処法です。


交叉捕小手返1


小手返しにはいくつかのポイントがありますが、今回は手首の捕り方を中心に解説していきます。

動画を見てください。





相手に手首を捕られます。攻撃線を外側に捌きながら、空いた方の手で相手の手首をつかみます。
この捕り方が「小手返」なのですが、どこを掴んでもいいというわけではありません。

まずは、自分の小指が相手の母指丘のふくらみにしっかりと掛っていること。
さらに親指が相手の手の甲、薬指の付け根あたりに当たっていること。この状態で固定できているのが「小手返」です。


交叉捕小手返3


何度も言っているように、強く握りしめるから相手が崩れるわけではないですよ。
「引っかけて」「固定する」ことが重要です。
そして全身の連動で崩していくんですね。

ここでちょっと練習してみましょう。
自分の左手の掌を顔の前に掲げてください。次に右手を肘に当て、親指と小指で輪を作るようにして、上腕部から手首に向かって滑らせてみてください。
右手の小指が、左手の母指丘のふくらみに引っかかりましたね。

この感覚を覚えてください。


交叉捕小手返2


さて、正しく掴むことが出来たら、後は身体の連動です。
形の名前は「小手返」ですが、小手先の技になってしまってはかかりませんよ。
必ず足を使ってしっかり体の向きを変えることが重要です。掴んだ相手の手首を、自分の中心で操作してください。


交叉捕小手返4


相手を倒そうと思うあまり前かがみにならないように正しい姿勢で斬り落としてくださいね。
稽古を重ねれば、必ずできるようになりますから。


Posted on 2017/07/05 Wed. 11:52 [edit]

category: 交叉捕

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tag: 大東流  合気柔術  手刀  姿勢  丹田 
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其の百四十、帯落再び 大東流合気柔術  



また更新が滞ってしまいましたが、もうすぐ平常運転に戻ります。
これまで出来なかった分、どんどん稽古するつもりですよ~。

ブログの方も、コンスタントにアップしていく予定ですので、よろしくお願いします!


今回は初伝一ヶ条の型、「帯落(おびおとし)」を解説しましょう。
以前も「帯落」を紹介しましたが、(「其の百二十三、帯落」)そこでは伝えきれなかったことを含めて、書いていきますね。
前回の記事(http://daitouryu.blog.fc2.com/blog-entry-127.html)も併せて読んでみてください。



帯落詳解4


大東流の多くの技同様、これも見た目に惑わされずに、動きに隠された要点を掴むことが成功の秘訣です。

動画を見ましょう。





相手が衣紋締めに捕ってきますので、すかさず攻撃線の外側に捌きましょう
相手の上手(奥襟を掴んでいる方)側に移動します。これで首が締められるのをとりあえず防ぎます。

その際に「千鳥足」という操作を使います。
この操作をすることで、最小限の動きで腰の向きを変えます
足を一歩進め、つま先を外に開きます。

腰が切れる、つまり身体の向きが突然変わることによって、相手の腕には自分の中心からの力がダイレクトに伝わります。
こうすることで相手を効率的に崩していくんですね。
この回避動作と、次の攻撃に移るための身体操作が一体になっているところが、帯落の面白いところです。


帯落詳解2 


次に、相手の上手の下から、自分の腕を真っすぐに伸ばしていきます。
更に腕を伸ばすのと同時に、腰の位置を徐々に下げていきます。
ちょうど「天秤」のように伸ばすのと同じ分だけ低くなる感じですね。

こうすることで、相手の腕に自分の腕がピタリと密着するようになります。
その形を崩さずに、腰の位置を上げる、つまり真っすぐ立ちます。

ここまでは、前回解説したことと同じです。「千鳥足」と「天秤」の動きですね。


帯落詳解3


ここからは、少し難しくなります。
大事なことは、この一連の操作によって、相手の腕に「張り」を作ることです。
相手が掴んでいる襟と、伸ばした自分の腕が密着している部分、それから伸ばした掌が当たっている部分。この三点を均一な力加減で一直線に伸ばしてください

更にその状態で、相手の帯の下部分を引き込みます。
これも、腕を伸ばした方向と一直線になるように、引き込む方向を合わせるんですね。

その事によって、ここでも「張り」が出来ます。
首と、ヘソの間がピンと伸びきってしまう感じですね。すると、相手の上体は自由を奪われたようになります。

…難しいですね。
文章で伝えるのは、至難の業です。



帯落詳解1


やってしまいがちなのが、腕を伸ばして相手の顎を「押して」しまうこと。
「押す」と相手は崩れません。
表現が難しいのですが、むしろ「引き込む」感覚を持ってやってみてください。

引き込みながら、相手を吊り上げる、と言えば良いでしょうか?

言葉にすると、支離滅裂なようですが…。

これもまた、今後継続して取り上げていこうと思います。
稽古会で、お会いしましょう!



Posted on 2017/04/03 Mon. 19:12 [edit]

category: 衣紋締

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tag: 大東流  合気柔術  古武術  丹田 
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其の百三十六、合気上げと受身の鍛錬 大東流合気柔術  


東京稽古会ではこれまでに、繰り返し合気上げの鍛錬を行っています。
また、それと並行して毎回基礎鍛錬として、受身の稽古も必ず行います。

今回解説するのは、合気上げと受身の鍛錬を同時にやってしまおうという、便利な稽古法です。


合気上げと受身の鍛錬2


まずは、動画を見てみましょう。





はじめは双方座った状態からです。膝に置いた手を相手に押さえてもらいます。
いつもやっている通り、腕の力で上げるのではなく、相手の重心の下にはいるように腕を伸ばします
さらに、相手を手刀で掬い上げるような感覚で、肘の上に乗せていきます。

姿勢をまっすぐ伸ばすことが肝心ですよ。

上手くいくと、相手の腰が浮いてきますので、倒したい方向に身体を向け、腕を伸ばしてください。そうすると、相手は体勢を崩して倒れていきます。
最初のころは、腕の力だけで振り回そうとしがちですが、それでは力を使う割に相手に伝わっていきません。
全身で、且つ、自分の身体の中心で操作するようにしましょう。



合気上げと受身の鍛錬1



受ける側は、横受身です。相手からの力に逆らわず、身体を丸くして転がりましょう。
直線的に床に身体を打ち付けないように、柔らかく着地する鍛錬です。
この受身は比較的簡単ですね。

合気上げの方は、文字で書くのは簡単ですが、なかなかこの通りに出来るものではありません。
ただ、出来ないからと言って投げやりにならないこと。稽古を続けていけば、少しづつ理解できるようになります。



合気上げと受身の鍛錬


とは言え、やはり座った状態からの合気上げは初心者には難しいものです。
次に、受け側が立った状態で行う「半座半立」で同じ動きを行ってみましょう。

こうすると、かなり楽に相手の重心の下に入ることが出来るのではないでしょうか?
特に、相手が体勢を崩している状態で手首をつかみに来ていることで、自分のお腹(丹田)に相手を乗せる感覚を体感し易いと思います。

受ける側は、今度は少し難しいですね。
前回り受身です。回転したい方向に足を差し出すと転がり易いですよ。
いたずらに恐怖心を持たずに、「丸~く丸~く」と頭の中で声を出しながらやってみましょう。

座れば合気上げが難しく、受ける側は簡単。立てば合気上げは簡単ですが、受身の難易度が上がります。


合気上げと受身の鍛錬3


こうした鍛錬を繰り返していくことで、大東流の基本がだんだんと身についてきます。
出来るようになった人も、基礎鍛錬と見くびらずに、真摯に取り組んでもらいたいと思います。

次の稽古でも、やってみましょう!





Posted on 2017/01/29 Sun. 10:04 [edit]

category: 両手捕

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  丹田  受身  手刀 
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