次回の稽古スケジュール

次の本稽古は 6月18日(日) 15時30分から17時30分まで
場所は 世田谷区総合運動場 体育館 第一武道場です。
参加費用は3000円です。 参加ご希望の方は 左上のメールフォームよりお問い合わせください。



また、自主稽古は随時開催しています。詳細はお問い合わせください

其の百三十二、締めと開き 大東流合気柔術  



基本動作「合気上」の鍛錬です。


締めと開き1


これまでにも何度も登場した基礎的な鍛錬法ですが、今回は特に「接点」の操作について取り上げてみます。

動画を見てみましょう。





双方座った状態で相手の両手首を捕ります。
この時、ただ掴むのではなく、小指から握りこみます

強く握ろうとすると、親指と人差し指の方に力をこめがちですが、ここはむしろ小指と親指で「輪」を作るようなイメージと言えばいいでしょうか?
すると、人差し指の付け根が相手の手首の骨のでっぱりのところに当たります。
「輪」をゆるめないように、小指を締めて相手の手首から肩までを一直線にして動かしていきます。


締めと開き5


しっかりと締まっていると、相手の手首には鋭い痛みが走ります。肩を詰められて、上半身の自由を失わせることが出来ます。

これが、「手首を捕る」という操作です。ポイントは「小指を締める」こと。



締めと開き4


次に、手首を捕られた方の操作です。
相手が先ほどの要領で手首を握ってきます。接点に力が加わろうとするのとタイミングを合わせて、両手の指を開きます。
この時、私はやや指先を伸ばすようにしています。指全体が5ミリくらい伸びるようなイメージと言えばいいでしょうか?

すると、相手の小指の締め込みを無力化することが出来ます。
握られたからと言って手首に力を入れてはいけません。相手の力はますますこちらに伝わってきますし、この後自分が相手に力を伝えようとしても、手首が「切れて」しまい、効力を発揮することが出来なくなります。


締めと開き3


相手には手首を「握らせる」ように柔らかく指を開きます。手の甲全体で「相手の掌に吸い付く」ような意識で鍛錬してみましょう。

言葉で言うと簡単そうですが、これがなかなかに難しいんです。
相手によっても握り方は全く違いますから、対処法もその都度微妙な調整が必要です。

修行あるのみ。
合気上げの鍛錬は、いつまでたっても奥が深いですね。

Posted on 2016/12/11 Sun. 16:38 [edit]

category: 両手捕

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其の百二十五、切返 大東流合気柔術 東京稽古会  


前回の「捌いて入る」動きを使った型がこの「切返」です。
大東流合気柔術初伝の一ヶ条に出てくる技でもあります。


切返2


大東流のどの技もそうですが、全身を上手く使って崩し、投げると非常に大きな力が相手に伝わります。
この「切返」も同様で、全身の連動が決まるとすごい威力が発揮されます

受けを取る人は、しっかりと顎を引いて、後頭部を守る意識を持って受身をとってください。


切返


後ろに放り投げられますので、初めはどうしても恐怖心が先に立つかもしれませんが、怖がって床に手を着いたりしないでくださいね。手首をねんざしたり、場合によっては骨折をすることもありますので。
日頃行っている受身の鍛錬を信じて、身体を丸くして転がってください

前置きが長くなりましたが、動画を見ましょう。





相手が正面から両袖を取ってきます。

次に来る攻撃は蹴りか、頭突きか?いずれにせよ、相手の目前にボーっと突っ立っているのは得策ではありません。
相手の出足の外側に身体を捌き、攻撃線を外します。これは前回解説した(「其の百二十四、捌いて入る」)動きを参照してください。

全身を連動させて動くんでしたよね。
下半身の動きに、上半身の動きが追随しないと、相手を崩すことが出来ません。

捌きには「千鳥足」を使います。(「其の百十八、千鳥足(一)」「其の百十九、千鳥足(二)」
一動作で腰を切ることが出来るので、非常に実戦的と言えます。


切3返


再度言いますが、この時、腰の動きと上半身の動きが連動していることが重要です。
動画を見ると、先生が外側に捌くと同時に受け手側の私の身体が大きく崩れているのが分かります。

相手の脇をくぐり、下から斬り上げるように身体を寄せます。同時に足を相手の後ろ側に踏み込みます。
脇の下をくぐることに気を取られるあまり、前かがみになってはダメですよ。上半身の姿勢を保ったまま、膝をゆるめて低く入っていきましょう

こうすることで、相手は腕と足の間に挟み込まれるようになってさらに崩れていきます。
肘を地面に向けて突き下ろすようして、投げます。
ここでも、姿勢を正しく、胸を張っていること
上手く決まれば、相手は後方にひっくり返るように落ちていきます。


切返4


連動ですよ。連動。
一つ一つの動きをしっかりと意識して、稽古してくださいね。







Posted on 2016/10/15 Sat. 09:40 [edit]

category: 両袖捕

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tag: 大東流  合気柔術  古武術  姿勢  からだ 
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其の百二十三、帯落 大東流合気柔術 東京稽古会  

前回の「抱締」を、双方が立った状態(立合)でやるとこの型になります。
「帯落(おびおとし)」

首を締めに来た相手に対し、身体を捌いて腕を伸ばすことで、逆に腰を折るようにして崩し倒します


帯落1


文章を読んでも、何のことだかさっぱりわかりませんよね。

動画を見ましょう。





受け手の攻撃は衣紋締めです。両腕で頸動脈を締めに来ます。
前回同様、そのままでは数秒で意識がなくなってしまいますので、捕られると同時に身体を捌いて攻撃線を外します

この時に使うのが「千鳥足」の身体技法です。「千鳥足」を使うことで足を大きく踏み変えずに腰を切り、身体の方向を変えることが出来ます。

身体を捌くと同時に当身を入れ、相手の腰を引かせます。


帯落3


そこから相手の上手(奥襟をつかんでいる方)側の腕を伸ばし、顎辺りに当たるまで柔らかく伸ばします
前回「抱締」でも解説したように、この腕で相手を押すと技はかかっていきません
ここがポイントです。

柔らかく、相手に絡みつくように伸ばします。
コツは、相手の腹の辺りから、小指でなぞるようにして手刀を摺り上げることです。
これで、力技ではない、相手に密着する感覚をつかんでください。


帯落2


段々複雑になっていきますが、もう少し。
この腕を伸ばす操作と同時に、自分の体勢を低くします。手刀を擦り上げながら、天秤のように腰の位置を下げる要領です。
このようにして腕を伸ばしきったら、首を締めに来ている相手の腕も、同じように伸びているはずです。

そこで、自分の体勢をもとに戻します。しゃがんで、低くなっていたところから、元の体勢になるんですね。
ここで、腕は曲げてはいけません。柔らかく伸ばしたままです。
手で押そうとしてはダメですよ。


帯落4


すると、相手はかかとを浮かせてつま先立ちになります。
ここまで崩したら、あとは倒すだけ。帯の結び目を手前に引くようにしながら、それに合わせて手を前に差し出します。
ここも天秤のようにバランスをとるように動きを合わせることが大事です。

…難しいですか?
実際、本稽古でやってみた人たちも、最初はその複雑さに戸惑っていたみたいです。
ただ、身体の動かし方に戸惑うことって、普段、無いでしょ?


帯落5


この微妙な身体感覚を経験して、習得してくことが、大東流を修行する面白さでもあると思うんですよね。

稽古しましょう!

Posted on 2016/09/30 Fri. 09:16 [edit]

category: 衣紋締

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其の百八、ずらす 大東流合気柔術 東京稽古会  

十字受けで中心で相手を受け止めたら、次はその接点を活かして相手を崩す操作を行います。


ずらす


それが今回の「ずらす」動きです。
一本捕を例にとって解説します。

まずは動画を見てください。





交差させた腕で相手の正面打ちを受けます。
しっかりと中心でとらえることで、相手の体重が自分の丹田にかかっていることが感じられると思います。

片方の腕を外し、相手の肘につけます。
一本捕で相手の肘を制するときの要領です。
相手の腕を押し返したり、押し負けたりせずに、受け止めたときのバランスを維持してください。


ずらす3


次に、その形を保ったまま身体を開きます
この時、陥りやすいのが接点を引っ張ること。小手先の動きになってしまって、相手の腕にしか力が伝わりません。

足、腰、腕を連動させて、接点にかかっている力をのせたまま、身体を開くことで、相手の全身を崩すことが出来ます。
両手で相手の腕を斬り落とすようにすると・・・一本捕がきれいに決まりました。


ずらす2


「十字受け」から「ずらす」。
この一連の身体操作は、相手の力をしっかりと捉えて、それを自分の思う方向に誘導するための訓練です。

感覚を研ぎ澄ませて、相手の力を感じてみてください。

Posted on 2016/06/11 Sat. 09:52 [edit]

category: 正面打

thread: 古流武術・武道 - janre: スポーツ

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其の百七、十字受 大東流合気柔術 東京稽古会  

相手の攻撃を自分の中心で受けるための修練法です。


十字受け2


動画を見ましょう。





自分の目の前で両手を交差します。
すると、両腕の交点はほぼ自分の真正面に来ます。

これで相手の正面打ちを受ければ、自分の中心で攻撃を受けられます。

ただ、これは正面から見たときの話。
横から見たときに、前傾していたり、後ろに体が反っていてはいけません


十字受け6


腰の上に上半身が真っ直ぐ乗っている状態が、正しい姿勢でした。
(「其の二、立ち方」「其の三十四、中心 」
これは、自分の頭のてっぺんが上空から糸で釣り下げられている状態を想像してもらえれば分かりやすいかと思います。
あるいは紙コップを頭の上に乗せて、落とさずに歩く、あの姿勢です。
「其の六十八、膝行(しっこう)」) 


十字受け5


その状態で十字受けをすれば、相手の攻撃を自分の一番強いところで受け止めることになります。

この基本動作をくり返し訓練することで、片手で受けても、動きながら受けても、体勢がくずれていても中心で相手をとらえられるようになります。


十字受け4


地味ですが、効果的な訓練です。


Posted on 2016/06/06 Mon. 09:56 [edit]

category: 正面打

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